5月13日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

相場観

5月12日の日経平均は前日比464.92円(1.77%)安の25748.72円と、大幅反落しました。5日移動平均線(12日現在26290.47円)、25日移動平均線(同26858.86円)、75日移動平均線(同26874.24円)、200日移動平均線(同28008.73円)全て下回っています。5月13日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比70円安の25700円、高値は13日00時09分の25900円、安値は12日22時38分の25540円でした。12日の騰落レシオ(25日移動平均)は79.45でした。新高値銘柄数は31、新安値銘柄数は213でした。また、12日現在のMACD(12日-26日)はマイナス235.48、シグナル(9日)はマイナス111.11でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス124.38でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

12日のNYダウは6日続落し、前日比103.81ドル安の31730.30ドルでした。ナスダック総合株価指数は小幅反発し、同6.726ポイント高の11370.962ポイントでした。4月の米PPIが前年同月比で11.0%上昇と高水準の伸びが続いたことが、相場の重しとなりました。アップルが前日比3.94%下落し、1月4日に付けた上場来高値からの下落率は2割を超え、弱気相場入りしたことが話題になっていました。

 

12日の米国株が底堅く推移したことはポジティブです。日経平均はナイトセッションでの取引レンジ(25540円~25900円)内での推移となるとみています。なお、米国でも、株価の大幅下落で信用取引の買い主体にはマージンコール(追証)が発生しているとみられ、損失覚悟の投げ売りが出ているもようです。わが国も同様です。特に、グロース株を信用買いしている投資家に追証が出ていることでしょう。このため、好業績のバリュー系大型株が堅調に推移する見通しです。

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