6月17日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
6月16日の日経平均は前日比105.04円(0.40%)高の26431.20円と、5日ぶりに反発しました。5日移動平均線(16日現在26839.79円)、25日移動平均線(同27092.95円)、75日移動平均線(同26857.52円)、100日移動平均線(同26928.91円)、200日移動平均線(同27929.02円)全て下回っています。6月17日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比760円安の25670円、高値は16日04時30分の始値26210円、安値は16日23時50分の25550円でした。16日の騰落レシオ(25日移動平均)は102.50でした。新高値銘柄数は24、新安値銘柄数は102でした。また、16日現在のMACD(12日-26日)は5.22、シグナル(9日)は225.80でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス220.57でした。これは6月14日にマイナス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、6月16日時点の当社の「大底確認10項目」のうち「5つ」(前日も5つ)が点灯している状況です。
16日のNYダウは大幅に反落し、前日比741.46ドル安の29927.07ドルでした。2020年12月以来の安値に沈みました。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同453.056ポイント安の10646.099ポイントでした。S&P500種株価指数は反落し、同123.22ポイント安の3666.77ポイントでした。ともに年初来安値を更新しました。この日は、スイスと英国の中央銀行が相次ぎ利上げを発表し、欧米中銀による急激な金融引き締めが世界景気を冷やすとの見方が強まり、リスク資産の株式が売られました。
6月16日の米国株が大幅に下落したことはネガティブです。また、日本銀行が、スイス国立銀行(中央銀行)のように世界各国・地域の中銀に加わり、金融政策のサプライズで市場を動揺させるとの観測が浮上していることもネガティブです。日銀に関しては、金融緩和を継続すると予想されていますが、ここにきて市場は疑心暗鬼になっているようです。その日銀は、17日まで開く金融政策決定会合で、変動が大きくなっている債券市場の対応について議論するそうです。ところで、昨日の日経平均は高値26947.70円に対して、終値26431.20円と、伸び悩みました。上値の重さが痛感させられる値動きでした。本日に関しては、5月12日の25688.11円が意識されそうです。また、3月9日の24681.74円と5月12日の25688.11円を結んだサポートラインは明確に割り込む可能性が高いため、本日終値で25688.11円を割り込むようだと、今後は24681.74円が下値メドとして意識されそうです。いずれにせよ、米国株式市場が不安定な動きを続けている間は、日本株も右往左往することになるでしょう。日経平均の想定レンジは25600円±500円程度です。
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