7月12日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
7月11日の日経平均は前週末比295.11円(1.11%)高の26812.30円と、大幅に3日続伸しました。5日移動平均線(11日現在26470.23円)、25日移動平均線(同26679.04円)、100日移動平均線(同26777.58円)を上回っています。一方、75日移動平均線(同26948.78円)、200日移動平均線(同27712.78円)は下回っています。7月12日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比60円安の26590円、高値は11日22時31分の26810円、安値は12日04時04分の26570円でした。11日の騰落レシオ(6日移動平均)は183.61%でした。新高値銘柄数は113、新安値銘柄数は2でした。また、11日現在のMACD(12日-26日)はマイナス110.66、シグナル(9日)はマイナス156.54でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は45.88でした。これは7月8日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、11日時点の当社の「天井確認10項目」のうち「4つ」(前日は2つ)が点灯している状況です。
11日のNYダウは続落し、前週末比164.31ドル安の31173.84ドルでした。ナスダック総合株価指数は6日ぶりに反落し、同262.709ポイント安の11372.599ポイントでした。中国本土で新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、上海市では一部地区で屋内運動施設の利用を停止しました。また、マカオ政府は11日~17日の1週間はカジノを含む施設の営業をほぼ全面停止します。そして、ロシアとドイツをつなぐ天然ガスの主要パイプラインは11日、定期検査で供給が止まりましたが、これは毎年恒例の検査で21日ごろまで続く予定ですが、経済制裁などを理由に、ロシア側が検査終了後も供給停止を続ける恐れが意識されているそうです。これらが株安要因となりました。
11日の米国株安は、本日の日経平均にネガティブです。また、OECDが11日に発表した6月の景気先行指数は99.5と5月から一段と低下し、長期平均である100を4月に下回った後、減速に歯止めが掛からないことも、世界景気の敏感株の日本株には逆風です。日経平均については、テクニカル的には、7日に5日移動平均線を上回り、同線が上向いたことで、短期需給が改善しています。なお、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が7月5日の26423.47円を下回る必要があります。現時点で、そこまで下落する可能性は低いとみています。11日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.23(1.03%)高の22.64でした。本日の日経平均の想定レンジは前日終値26812.30円±400円程度です。
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