10月3日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

9月30日の日経平均は前日比484.84円(1.83%)安の25937.21円と、大幅に反落しました。5日移動平均線(9月30日現在26307.33円)、25日移動平均線(同27586.65円)、75日移動平均線(同27402.00円)、100日移動平均線(同27312.16円)、200日移動平均線(同27350.57円)全て下回っています。10月1日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比140円安の25870円、高値は10月1日00時12分の26240円、安値は終値でした。9月30日の騰落レシオ(6日移動平均)は68.38%でした。新高値銘柄数は28、新安値銘柄数は92でした。また、9月30日現在のMACD(12日-26日)はマイナス468.34、シグナル(9日)はマイナス233.73でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス234.61でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は8日です。ちなみに、30日時点の当社の「大底確認10項目」のうち「5つ」(前日は2つ)が点灯している状況です。

 

9月30日のNYダウは続落し、前日比500.10ドル安の28725.51ドルと、3日ぶりに年初来安値を更新しました。29000ドルを割り込むのは2020年11月以来、約2年ぶりのことです。9月のダウ平均は2784.92ドル(8.84%)下落しました。月間の下落幅と下落率としては、新型コロナ感染拡大で相場が急落した2020年3月以来の大きさでした。ナスダック総合株価指数は続落し、同161.887ポイント安の10575.619ポイントと、6月16日に付けた年初来安値の10646.099ポイントを下回りました。S&P500種株価指数は同54.85ポイント安の3585.62ポイントと、連日で年初来安値を更新しました。世界の主要中央銀行による急速な金融引き締めが全世界的に景気を冷やし、企業収益を圧迫するとの見方が強まり、グロース、バリュー問わず幅広い銘柄が売られました。

 

本日の東京株式市場については、9月30日の米国株安が嫌気される見通しです。日経平均については、テクニカル的に、5日移動平均線自体は9月15日に下向きに転じました。5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が9月26日の26431.55円を上回る必要があります。30日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比1.30(5.19%)高の26.33でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは9月30日終値25937.21円±400円程度です。なお、FRBのブレイナード副議長は9月30日の講演で、「インフレが目標に戻っているとの確信が持てるよう、金融政策は当面、引き締め的になる必要がある。時期尚早な政策転換を避ける」と述べました。FRBのタカ派スタンスに全く変更の余地はないようです。一方、ブルームバーグが、「英国のトラス首相と与党保守党に対して有権者の不満が高まっていると世論調査が示している中でも、トラス首相は財政計画全てを堅持する意向を明らかにした。」と報じています。こちらも政策に変更はないようです。株式市場を取り巻く環境は不透明なままです。当然、日本株の上値も重そうです。

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