11日の海外動向と各種テクニカル指標 ダウは3日ぶり反発、ディズニーが押し上げ

12日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比10円安の26510円、高値は11日16時31分の26580円、安値は11日20時00分の26380円でした。11日のNYダウは3日ぶりに反発、前日比47.11ドル高の30046.37ドでした。10日の投資家向け説明会で動画配信サービスの契約者数の急速な伸びが続く見通しを示したウォルト・ディズニーが、前日比21.03ドル(13.59%)高の175.72ドルと、1銘柄でダウを138.36ドル押し上げました。一方、ニューヨーク州のクオモ知事が11日、ニューヨーク市内の店内飲食を14日から禁じると発表したことは嫌気されました。なお、ナスダック総合株価指数は反落、同27.936ポイント安の12377.872ポイントでした。NY原油先物相場は反落、WTI期近の2021年1月物は前日比0.21ドル安の1バレル46.57ドルでした。NY金先物相場は3日ぶりに反発、21年2月物は前日比6.2ドル高の1トロイオンス1843.6ドルでした。NY円相場は続伸、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=104円00~10銭でした。

11日のVIX指数は前日比0.79(3.51%)高の23.31でした。また、VIX3Mは同1.00(3.99%)高の26.05で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.47%)安の0.89と、1を割り込んでいます。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比4.21(3.10%)安の139.92でした。

一方、11日の日本では、プット・コールレシオは0.38と前日比変わらずでした。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は111.12と前日の112.27から低下しました。新高値銘柄数は50、新安値銘柄数は9でした。

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は11日現在「上向き」継続です。転換線は「水平」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は、「上向き」継続です。また、11日現在のMACD(12日-26日)は576.86と前日の609.72から低下、シグナル(9日)は678.42と前日の694.74から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス101.56と前日のマイナス85.02から低下し、「売り」継続です。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

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