2月6日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
2月3日の日経平均は前日比107.41円(0.39%)高の27509.46円と、3日続伸しました。5日移動平均線(3日現在27403.78円)、25日移動平均線(同26652.26円)、75日移動平均線(同27244.667円)、100日移動平均線(同27220.53円)、200日移動平均線(同27226.09円)全て上回っています。2月4日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比130円高の27620円、高値は4日01時38分の27720円、安値は3日23時09分の27400円でした。3日の騰落レシオ(6日移動平均)は87.06%でした。新高値銘柄数は28、新安値銘柄数は9でした。また、MACD(12日-26日)は191.51、シグナル(9日)は94.40でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は97.11でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は2日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうち「2つ」(前日も2つ)が点灯している状況です。
3日のNYダウは続落し、前日比127.93ドル安の33926.01ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落し、同193.863ポイント安の12006.955ポイントでした。朝方発表の1月の米雇用統計では、インフレ)に影響を与える平均時給は前年同月比4.4%増で、前月(改定後、4.8%増)から伸びは減速したものの、非農業部門雇用者数が前月比51万7000人増と、前月の26万人増、市場予想の18万7000人増共に大きく上回りました。また、失業率は予想に反して3.4%と53年ぶりの水準に低下しました。労働市場の需給逼迫が改めて確認され、前日まで高まっていたFRBの早期利上げ停止期待が後退し、債券とハイテク株が売られました。
日経平均については、5日移動平均線自体が2日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が1月30日の27433.40円を下回る必要があります。3日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.17(1.03%)安の16.29でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは3日終値27509.46円±400円程度です。前週末の米国株安はネガティブ材料です。しかしながら、3日のNY外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに大幅反落し、前日比2円50銭円安・ドル高の1ドル=131円15~25銭で取引を終えました。好調な雇用統計、1月のISM非製造業景況感指数が55.2と、前月の49.2から市場予想を大きく上回って上昇し、好不況の境目の50を上回ったことで、米長期金利が一時3.55%と前日の3.39%から大幅に上昇し、日米金利差が縮小するとの見方が薄れ、円売り・ドル買いが加速した結果です。この円安は、我が国輸出企業の株価の押し上げ要因として機能する見通しです。
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