6月9日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ラストワンマイル(9252)

2022年11月25日開催の同社定時株主総会にて選任された新代表取締役である渡辺誠氏の新体制の下、既存事業の運営・利益体制の見直しを中心に、経営改革を行った結果、営業業務の効率化やアライアンス先の強化によるサービス流通数の上昇に加え、不採算取引における支払手数料の条件変更が浸透してきたことにより、業績が堅調に推移していることが、注目ポイントです。

 

実際、2023年4月14日、2023年8月期通期連結業績の上方修正を発表しています。通期連結業績については、売上高は88.30億円(前回予想比2.7%増)、営業利益は1.60億円(同166.7%増)、経常利益は1.70億円(同183.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1.62億円(同305.0%増)に上方修正しました。

 

ところで、同社は、抗ウイルス「HEPAフィルタ」を内蔵し、室内を陰圧化することで空気を排気・循環させる「陰圧排気 / 空気清浄機ユニット(「本陰圧排気ユニット」)」の提供を開始しました。同社グループは「業種業態にこだわらず、あらゆる商品を世の中にまだない販売の手法を考えて新たな市場(ブルーオーシャン)を構築し、独占的に販売する」を営業方針として掲げ、顧客にとって利便性の高い多種多様なサービスを様々な市場へ提供しています。

<本日の監視銘柄群>

エーザイ(4523)、東京電力HD(9501)、東海旅客鉄道(9022)、商船三井(9104)、ティムス(4891)、GMB(7214)、カラダノート(4014)、AIメカテック(6227)、サニックス(4651)

 

<前日の東京株式市場>

8日の日経平均は前日比272.474円(0.85%)安の31641.27円と続落しました。5日移動平均線(8日現在31960.69円)を下回りました。一方、25日移動平均線(同30591.15円)、75日移動平均線(同28808.19円)、100日移動平均線(同28402.78円)、200日移動平均線(同27922.53円)全て上回っています。9日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比230円高の31830円、高値は9日04時58分の31850円、安値は8日22時54分の31440円でした。8日の騰落レシオ(6日移動平均)は137.96%でした。新高値銘柄数は76、新安値銘柄数は32でした。また、MACD(12日-26日)は749.02、シグナル(9日)は722.37でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は26.65でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが3つ(前日も3つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

8日のNYダウは3日続伸し、前日比168.59ドル高の33833.61ドルでした。ナスダック総合株価指数は反発し、同133.63ポイント高の13238.52ポイントでした。8日発表の週間の新規失業保険申請件数が26万1000件と市場予想の23万5000件を上回ったことで、FRBの金融引き締め長期化への懸念が和らぎ、リスクアセットの株式が買われました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

8日の米国株高を受け、本日の東京株式市場も3日にぶりに反発する見通しです。市場では、昨日、日経平均VI指数が、前日比1.18ポイント(5.4%)高い23.16まで上昇し、2022年10月以来、およそ8カ月ぶりの高水準となったことが話題になっていたようです。本日のSQ算出を控え、一時的にボラが上昇したようです。しかし、SQ算出後は、ボラは低下とみています。というのは、来週には、13~14日にFOMC、13日に米5月のCPI発表、15~16日に日銀の金融政策決定会合などが予定されており、積極的な売り買いが手控えられる可能性が高いとみているからです。また、需給的にも、売り方のデルタ調整の先物買いもSQ通過で見込めません。上値を無理やり買い上がる(切羽詰まったショートカバー)ようなこともなくなる可能性が高いため、相場全体の値動きは自然体に戻るとみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が4月28日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が6月2日の31524.22円を下回る必要があります。

 

4月17日から6月8日まで、25日移動平均線が、36日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月2日の29157.95円を下回ることが必要です。

 

ちなみに、6月8日に、「日経平均が5日移動平均線を下回っているものの、5日移動平均線自体が上向き」の状況に変化しました。今後、「日経平均が5日移動平均線を下回り、且つ、5日移動平均線自体が下向き」の状況に変化すると、短期的な調整局面に入るとみています。

 

6月8日の東証グロース市場指数は前日比20.85p(2.08%)安の979.54pでした。5日移動平均線(8日現在985.64p)を下回りました。25日移動平均線(同956.88p)、75日移動平均線(同959.54p)共に上回っています。5日移動平均線は、5月31日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月2日の963.25pを下回る必要があります。25日移動平均線は5日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月2日の945.24pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、4日ぶりに下降に転じました。本日上向きに転じるには、2月17日の975.64pを上回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、5日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

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