6月20日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ステムリム(4599)

再生誘導医薬開発品レダセムチド(HMGB1より創製したペプチド医薬)について、複数の臨床試験の開始並びに新たな臨床試験開始に向けた研究開発が引き続き進捗し、2023年4月にはレダセムチドにおける急性期脳梗塞を対象とした治療薬開発に関するマイルストーンを達成し、マイルストーン・ペイメント23.5億円を、2023年7月期第3四半期の事業収益として計上しました。これが注目ポイントです。レダセムチドは、従来の再生医療とは異なり、体外で人工的に培養した細胞の移植や投与を一切必要とせず、薬の投与のみにより患者体内の幹細胞を活用する方法で、損傷した組織の再生を促す全く新しい作用メカニズムに基づく医薬品です。

 

同社の事業領域である再生医療業界においては、2014年11月に施行された再生医療安全性確保法及び改正薬事法によって再生医療の産業化促進の基盤が整う中、引き続き複数の再生医療等製品が承認を受けるなど、再生医療技術に対する社会的な期待と関心はますます高まっています。また、再生医療の市場規模予測では、国内2020年950億円が2050年2.5兆円、世界2020年1兆円が2050年38兆円と大幅な増加が見込まれており、従来の医薬品や医療では治療が困難であった疾患に対する新たな医療への期待がいかに大きいものかがわかります。このような状況の中、体外で培養し加工した細胞を用いず、医薬品の投与によって患者自身の体内で間葉系幹細胞の集積誘導による再生医療を実現する「再生誘導医薬」を、移植治療や従来型の再生医療が抱える数多くの問題を克服する革新的な再生医療技術として、表皮水疱症をはじめとした難病を含む様々な疾患に苦しむ世界中の患者のに届けすることは、会社側は、「ステムリムの社会的使命」であると考えています。

 

2023年7月期第3四半期累計期間の事業収益は23.50億円(前年同期は2,200万円の事業収益)、営業利益は7.55億円(前年同期は15.06億円の営業損失)、経常利益は7.58億円(前年同期は14.97億円の経常損失)、四半期純利益は7.80億円(前年同期は15.00億円の四半期純損失)でした。2023年7月期は再生誘導医薬開発品レダセムチド(HMGB1より創製したペプチド医薬。開発コード:PJ1)について、引き続き臨床試験及び適応拡大に向けた研究開発が進捗することを見込んでいます。また、 レダセムチドに続く再生誘導医薬開発候補品について、 臨床試験及びライセンスアウトにむけた交渉が引き続き進捗することを見込んでいます。

 

<本日の監視銘柄群>

ヘリオステクノH(6927)、ABEJA(5574)、ピアズ(7066)、ポート(7047)、さくらインターネット(3778)、ANYCOLOR(5032)

 

<前日の東京株式市場>

19日の日経平均は前週末比335.66円(1.00%)安の33370.42円と大幅に反落しました。5日移動平均線(19日現在33416.61円)を下回りました。一方、25日移動平均線(同31677.87円)、75日移動平均線(同29339.35円)、100日移動平均線(同28873.24円)、200日移動平均線(同28073.82円)全て上回っています。20日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比90円安の33320円、高値は19日16時34分の33550円、安値は19日23時02分の33240円でした。19日の騰落レシオ(6日移動平均)は166.54%でした。新高値銘柄数は306、新安値銘柄数は12でした。また、MACD(12日-26日)は963.23、シグナル(9日)は849.73でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は113.49でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが5つ(前日は8つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

米国は19日が奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場でした。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

19日の米国株が休場だったため、本日の東京株式市場は膠着する見通しです。ただし、外部環境が概ね良好で、下がり難く上がり易い投資環境が続いているため、東京株式市場では「踏み上げ相場」が継続する見通しです。その一方、上値では国内勢の利食い売りが出てくる見込みです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が4月28日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が6月13日の33018.65円を下回る必要があります。

 

4月17日から6月19日まで、25日移動平均線が、43日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月16日の29842.99円を下回ることが必要です。下回ることはないでしょう。

 

ちなみに、6月8日に、「日経平均が5日移動平均線を下回っているものの、5日移動平均線自体が上向き」の状況に変化しましたが、翌9日にはすぐに、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き」に変化しました。今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、調整入りのサインと考えています。

 

6月19日の東証グロース市場指数は前日比26.10p(2.48%)高の1078.32pでした。5日移動平均線(19日現在1035.46p)、25日移動平均線(同976.29p)、75日移動平均線(同965.33p)全て上回っています。5日移動平均線は、5月31日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月13日の1024.03pを下回る必要があります。25日移動平均線は12日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月16日の947.56pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、7日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、3月1日の952.39pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

 

カブ知恵厳選おすすめ投資顧問

カブ知恵スタッフが実際に登録し、情報提供を受けている投資顧問をピックアップ!短期取り組みに強い投資顧問、材料株に強い投資顧問、人気テーマをいち早く配信する投資顧問、ファンドなど機関の取り組み状況を配信する投資顧問、狙い目IPO銘柄を教えてくれる投資顧問、それぞれに特徴やメリットがあります。基本的な情報配信はメルマガ登録だけの無料で受け取ることができますので試してみるといいでしょう。おすすめです。

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ