7月19日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
ジェイフロンティア(2934)
業績V字回復が注目ポイントです。2024年5月期通期連結業績については、売上高は205.98億円(前期比22.3%増)、営業利益は1.03億円(前期は18.16億円の損失)、経常利益は6700万円(前期は18.41億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は2900万円(前期は18.99億円の損失)の見通しです。
メディカルケアセールス事業では、「SOKUYAKU」関連の事業と、医薬品のD2C事業を展開しています「SOKUYAKU」事業では、アプリ会員である患者が、オンライン診療・オンライン服薬指導・処方箋医薬品の宅配までを短時間で体験できる医療インフラの構築を日本全国において推進してきました。今後は、医療インフラの更なる拡充に加えて、地上波テレビコマーシャルをはじめとする戦略的な広告施策の実施により、アプリ会員数の大幅増加を図り、オンライン診療プラットフォーマーのトップポジション確立を目指します。また、医療人材の紹介事業や医療機関のDX化支援事業など、「SOKUYAKU」関連領域での収益基盤強化も推進します。2024年5月期においては、戦略的な投資を行うことで会員数を230万人規模に増加させるとともに、医薬品・日用品・食品デリバリーサービスや医療人財紹介サービスなどでの収益拡大を通じて、売上高36.80億円となる見込みです。また、医薬品のD2C事業においても、消費者の効果的なセルフケアや治療に資する医薬品分野における新商品を育成するため、2024年5月期においては積極的に開発費・広告費を投下し商品ラインナップの拡充を進めていきます。一方で、生漢煎防風通聖散をはじめとするJFD漢方薬の定期顧客によるリピート売上高が引き続き好調であることから、2024年5月期においては、売上高58.89億円となる見込みです。その結果、メディカルケアセールス事業全体では、売上高95.70億円、営業利益3.17億円となる見込みです。
ヘルスケアセールス事業では、健康食品などのD2C事業を展開しています。グループ会社との連携により消費者の心身両面における健康状態の維持・長期化に向けて商品ラインナップの拡充を図ります。その結果、2024年5月期においては、売上高45.82億円、営業利益3.21億円となる見込みです。ヘルスケアマーケティング事業では、主にヘルスケア関連のD2C事業者に対して、ブランディング・マーケティングに関する支援やBPOサービスを提供しています。顧客への提供サービスの強化・取引社数の増加による収益拡大に加えて、顧客への支援を通じて蓄積したノウハウを同社グループの他事業セグメントに還元することで、グループ全体の収益力向上にも努めていきます。なお、2024年5月期においては、同セグメントに関して大規模な先行投資を実施する予定はなく、売上高64.46億円、営業利益は1.12億円となる見込みです
<本日の監視銘柄群>
ムゲンエステート(3299)、ファーマフーズ(2929)、マネーフォワード(3994)、ザインエレクトロニクス(6769)、INTLOOP(9556)
<前日の東京株式市場>
18日の日経平均は前週末比102.63円(0.32%)高の32493.89円と反発しました。5日移動平均線(18日現在32290.40円)、75日移動平均線(同30722.77円)を上回っています。一方、25日移動平均線(同32970.62円)は下回っています。19日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比350円高の32730円、高値は19日04時05分の32800円、安値は18日の17時17分の32330円でした。18日の騰落レシオ(6日移動平均)は94.37%でした。新高値銘柄数は61、新安値銘柄数は27でした。また、MACD(12日-26日)は69.14、シグナル(9日)は259.60でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス190.47でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
18日のNYダウは7日続伸し、前日比366.58ドル高の34951.93ドルと、2022年4月以来、1年3カ月ぶりの高値で取引を終えました。ナスダック総合株価指数は続伸し、同108.69ポイント高の14353.64ポイントでした。S&P500種株価指数も続伸し、同32.19ポイント高の4554.98ポイントと、1年3カ月ぶりの高値で取引を終えました。18日発表の6月の米小売売上高は前月比0.2%増と、市場予想の0.5%増を下回りました。これを受け、FRBによる利上げの長期化観測が一段と後退したことから株式、債券共に買われました。
<本日の東京株式市場の見通し>
18日の米国株が堅調だったので、本日の東京株式市場も堅調に推移するとみています。日経平均は調整中との認識です。日経平均の戻りメドは、25日移動平均線(18日現在32970.62円)とみています。その一方で、5日移動平均線(同32290.40円)を上回って推移する限り、買い方有利の状況(リバウンド)が続くともみています。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は2日連続で上昇しています。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が7月11日の32203.57円を下回る必要があります。
7月12日に、25日移動平均線が、3日ぶりに上昇に転じ、4日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で6月13日の33018.65円を下回ることが必要です
7月12日に25日移動平均線が上昇転換したとはいえ、7月10日、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に状態にいったん変化しました。これは、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
18日の東証グロース市場指数は前日比0.04p(0.00%)高の999.82pでした。5日移動平均線(18日現在999.24p)を上回っています。75日移動平均線(同981.79p)も上回っています。一方、25日移動平均線(同1028.85p)は下回っています。5日移動平均線は、7月18日に上昇転換しました。本日、下向きに転じるには、7月11日の1004.16pを下回る必要があります。25日移動平均線は3日ぶりに下降転換しました。本日下向きに転じるには、6月13日の1024.03pを上回る必要があります。
東証グロース市場指数の25日移動平均線が、7月12日に下降転換しました。下降は29日ぶりのことでした。7月13日に再び上昇に転じ、2日連続で上昇したとはいえ、25日移動平均線に関する今後のメインシナリオは「横這い」です。このため、東証グロース市場指数の調整は続く見通しです。ただし、25日移動平均線が下落を鮮明にしていないため、下値不安は大幅に後退しているともみています。
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