7月28日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

三井住友フィナンシャルグループ(8316)

日銀の金利操作の修正のタイミングが近づいている可能性が高いことが、注目ポイントです。2023年度の親会社株主に帰属する当期純利益の目標は8200億円(前期比1.8%増)、1株当たり当期純利益は615.09円です。これは、不透明感が漂う業務環境において、ダウンサイドリスクが顕在化した場合でも、最低限はやるべき水準として設定したものとのことです。したがって、想定ほど厳しい環境にならないケースであれば、当然、より高い数字にチャレンジするつもりだそうです。

 

新しい中期経営計画(2023-25年度)である「Plan for Fulfilled Growth」によれば、グローバル金融機関として世界で戦っていくためにも、次の中期経営計画期間中には、ボトムライン収益1兆円以上を実現したいとし、これからの3年間では、その通過点として9000億円の実現を目指しています。ただし、これは業務環境の変化を織り込まずに策定した目標であり、今後、国内金利の上昇といったアップサイドがあれば、前倒しで目標達成にチャレンジしていくとのことです。収益性、効率性、健全性の3つについても、それぞれ目標を設定しています。収益性については、ROCET1で9.5%以上としていますが、この9.5%は最低限の目線であり、なるべく10%に近づけたいと考えており、東証基準ROEも意識して、着実に資本効率の向上を目指すとのことです。

 

<本日の監視銘柄群>

グローバルダイニング(7625)、エアークローゼット(9557)、ログリー(6579)、トリプルアイズ(5026)、愛三工業(7283)

 

<前日の東京株式市場>

27日の日経平均は前日比222.82円(0.68%)高の32891.16円と3日ぶりに反発しました。5日移動平均線(27日現在32649.44円)、25日移動平均線(同32754.09円)、75日移動平均線(同31169.83円)全て上回っています。28日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比350円安の32570円、高値は28日01時27分の33220円、安値は28日04時46分の32410円でした。27日の騰落レシオ(6日移動平均)は119.80%でした。新高値銘柄数は108、新安値銘柄数は10でした。また、MACD(12日-26日)は78.22、シグナル(9日)は67.64でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は10.58でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが3つ(前日は1つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

27日のNYダウは14日ぶりに反落し、前日比237.40ドル安の35282.72ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は続落し、同77.17ポイント安の14050.11ポイントでした。2023年4~6月期の実質GDP速報値が市場予想を上回り、米長期金利が大幅に上昇したことが株式の売り材料となりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

日本経済新聞(電子版)が米東部時間27日午後に日銀が28日に開く金融政策決定会合でYCCの修正案を議論すると報じたことで、外国為替市場で円高になっています。報道によれば、「長期金利の操作の上限は0.5%のまま据え置くものの、市場動向に応じて0.5%を一定程度超えることも容認する案が浮上している。」とのことです。このため朝方の東京株式市場では、輸出関連株が売られ、日経平均を押し下げる見通しです。一方、金融株は買われそうです。ただし、朝方の売り買い一巡後は、日銀の正式発表を身構えて待つ投資家が増えて、結果発表後は、上下どちらかわかりませんが、大きく市場が振れることになりそうです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は2日ぶりに上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が7月21日の32304.25円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、7日連続で下降しています。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で6月22日の33264.88円を上回ることが必要です

 

今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

 

27日の東証グロース市場指数は前日比1.62p(0.16%)高の985.18pでした。5日移動平均線(27日現在982.66p)、75日移動平均線(同984.70p)は上回っています。一方、25日移動平均線(同1011.14p)は下回っています。5日移動平均線は、5日連続で下降しました。本日、上向きに転じるには、7月21日の978.76pを上回る必要があります。25日移動平均線は8日連続で下降しています。本日上向きに転じるには、6月22日の1070.10pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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