8月7日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

日本郵船(9101)

自己株式取得・消却、増配、業績修正が注目ポイントです。

 

8月3日、2000 億円(上限)の自己株式取得を行い、取得した自己株式は全株消却する予定であることを発表しました。取得する株式の総数は8500万株(上限)(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 16.7%)。取得期間 2023 年 8 月 4 日~2024 年 4 月 30 日です。また、同日、最新の業績予想を踏まえ、現時点では当事業年度の中間配当金を 60 円、期末配当金を期初予想から1株当たり 10 円引き上げて 70 円とし、年間配当金を 130 円とする予定であることも発表しました。

 

そして、同日、2024年3月期通期連結業績を修正しました。売上高は2兆1700億円(前回予想比5.7%減)に下方修正しましたが、営業利益は1460億円(同14.1%増)、経常利益は2200億円(同10.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1200億円(同4.3%増)に上方修正しました。

 

<前日の東京株式市場>

4日の日経平均は前日比33.47円(0.10%)高の32192.75円と3日ぶりに小幅反発しました。5日移動平均線(4日現在32741.70円)、25日移動平均線(同32704.32円)を下回っています。一方、75日移動平均線(同31538.66円)は上回っています。8月5日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比220円安の31930円、高値は5日01時45分の32290円、安値は4日20時47分の31920円でした。4日の騰落レシオ(6日移動平均)は82.19%でした。新高値銘柄数は45、新安値銘柄数は88でした。また、MACD(12日-26日)は28.84、シグナル(9日)は89.60でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス60.76でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

4日のNYダウは3日続落し、前日比150.27ドル安の35065.62ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は4日続落し、同50.48ポイント安の13909.24ポイントでした。7月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比で18万7000人増と、市場予想の20万人増に届かず、5月と6月の雇用者数の伸びが下方修正されました。一方、平均時給は前年同月比の上昇率が4.4%と、市場予想4.2%以上に伸びたため、「賃金インフレ→FRBの利上げ継続リスクの高まり」との連想から株式が売られました。また、主力製品であるスマホの回復が鈍く、売上高は3四半期連続で前年同期を下回ったアップル株が4.80%下落したこともネガティブ材料でした。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

4日の米国株安が逆風となり、本日の東京株式市場は軟調に推移する見通しです。ただし、4日の日経平均が下げ渋り、小幅に反発したこともあり、現在の水準では、外部環境悪化を嫌気した売りの一巡後は、押し目買いや、売り方の買戻しが入るため、底堅い動きとなりそうです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は2日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が7月31日の33172.22円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、2日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で6月30日の33189.04円を上回ることが必要です

 

「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整入りしたとみています。

 

4日の東証グロース市場指数は前日比3.33p(0.34%)安の976.38pでした。5日移動平均線(4日現在984.65p)、25日移動平均線(同998.18p)、75日移動平均線(同986.91p)全て下回っています。5日移動平均線は、上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、7月31日の991.77pを下回る必要があります。25日移動平均線は14日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、6月30日の1036.89pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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