8月8日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
ツカダ・グローバルホールディング(2418)
好業績が注目ポイントです。8月4日、「2023 年 12 月期 第 2 四半期及び通期の連結業績予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。2023年12月期通期連結業績については、売上高は583.00億円(前回予想比0.5%増)、営業利益は47.38億円(同5.1%増)、経常利益は47.71億円(同14.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は39.50億円(同35.0%増)に上方修正しました。
第2四半期連結累計期間の売上高全体としては微増となる見込みですが、婚礼事業において婚礼施行単価の戻りの停滞から収益性が低下する半面、ホテル事業において、訪日外国人数が 2023 年6月推計で 2,073 千人(2019 年6月比 72.0%)と堅調に回復したこと、また、新型コロナウイルスの第5類への引き下げの効果もあり国内旅行者数が大幅に増加したことにより、宿泊稼働率及び宿泊単価が予測を上回り営業利益は増加する見込みです。また、営業外収益において、急激な為替変動に伴う為替差益の計上、さらに、特別利益において店舗の立ち退きに伴う受取補償金の計上により親会社株主に帰属する四半期純利益も増加する見込み。 通期連結業績予想については、第2四半期連結累計期間の変動を反映したことにより売上高、利益面ともに前回予想を上回る見込みです。
<前日の東京株式市場>
7日の日経平均は前週末比61.81円(0.19%)高の32254.56円と2日続伸しました。5日移動平均線(7日現在32558.17円)、25日移動平均線(同32666.95円)を下回っています。一方、75日移動平均線(同31586.60円)は上回っています。8月8日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比90円高の32410円、高値は8日05時09分の32430円、安値は7日19時30分の32200円でした。7日の騰落レシオ(6日移動平均)は101.01%でした。新高値銘柄数は85、新安値銘柄数は52でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス4.59、シグナル(9日)は82.66でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス87.25でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
7日のNYダウは4日ぶりに大幅反発し、前週末比407.51ドル高の35473.13ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反発し、同85.16ポイント高の13994.40ポイントでした。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、7日に報じられた米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)との2日のインタビューで、「米政策金利を当面は景気抑制的な水準に維持する必要があるとした上で、インフレが減速すれば来年には利下げが正当化される可能性がある」との考えを示したことが、買い材料視されました。
<本日の東京株式市場の見通し>
7日の米国株高が追い風となり、本日の東京株式市場は堅調に推移する見通しです。ただし、7日の米10年物国債利回りは前週末比0.06%高い4.09%でした。米長期金利が高止まりしているため、高PERのグロース株には逆風が吹いています。日経平均の上値は重そうです。その一方、32000円以下の水準では、押し目買いや売り方の買戻しが期待できるため、下値は相当堅いともみています。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は3日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が8月1日の33476.58円を上回る必要があります。
25日移動平均線は、3日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月3日の33753.33円を上回ることが必要です
「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整入りしたとみています。
7日の東証グロース市場指数は前週末比7.81p(0.80%)高の984.19pでした。5日移動平均線(7日現在983.13p)を上回っています。一方、25日移動平均線(同996.07p)、75日移動平均線(同987.00p)共に下回っています。5日移動平均線は、下降に転じました。本日、上向きに転じるには、8月1日の996.19pを上回る必要があります。25日移動平均線は15日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月3日の1040.07pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
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