8月10日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

三菱重工(7011)

好業績が注目ポイントです。8月4日に発表した2024年3月期第1四半期の連結決算は、売上収益は同12.9%増の9839億8000万円、純利益は同2.8倍の531億8700万円でした。本業の儲けを示す事業利益が前年同期比3.5倍の519億7500億円でした。昨年来の価格適正化の取り組みの効果、増収効果や為替円安の影響などが寄与しました。

 

2023年度第1四半期決算実績ハイライトは、第1四半期は、総じて計画どおり順調に推移しました。受注⾼、売上収益、利益のいずれも前年同期を上回りました。特に受注⾼の伸びは⼤きく、年間⾒通しに対する進捗率は約35%と、例年になく⾼いレベルとなっています。これは、年度始めに防衛関係の⼤きな受注があったことが影響しています。防衛事業の契約は、例年ですと年度末に集中する傾向がありますが、今年度はこの点が少し異なっています。受注高は1兆6068億円と前年同期比75%増と大幅に伸びています。中でも航空・防衛・宇宙セグメントの受注高は、前年同期が970億円だったのに対し、今期は6871億円と7倍にもなりました。

 

 

<前日の東京株式市場>

9日の日経平均は前日比172.96円(0.53%)安の32204.33円と4日ぶりに反落しました。5日移動平均線(9日現在32237.64円)、75日移動平均線(同31684.17円)は上回っています。一方、25日移動平均線(同32563.18円)は下回っています。8月10日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比50円安の32170円、高値は9日17時35分の32340円、安値は10日00時56分の32050円でした。9日の騰落レシオ(6日移動平均)は74.44%でした。新高値銘柄数は105、新安値銘柄数は34でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス47.30、シグナル(9日)は59.76でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス107.06でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

9日のNYダウは続落し、前日比191.13ドル安の35123.36ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数も続落し、同162.31ポイント安の13722.02ポイントでした。9日発表の中国の7月のCPIは前年同月比0.3%下落と、2年5カ月ぶりに低下したことが嫌気されました。また、バイデン米政権は9日、先端半導体と量子技術、AIの3分野を対象に、米企業などによる中国への投資を規制すると発表したことも悪材料でした。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

9日の米国株安が逆風となり、本日の東京株式市場は軟調に推移する見通しです。ただし、32000円以下の水準では、押し目買いや売り方の買戻しが期待できるため、下値は相当堅いともみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は5日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が8月3日の32159.28円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、5日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月5日の33338.70円を上回ることが必要です

 

「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整入りしたとみています。

 

9日の東証グロース市場指数は前日比5.05p(0.52%)高の973.60pでした。5日移動平均線(9日現在975.15p)、25日移動平均線(同990.60p)、75日移動平均線(同986.91p)全て下回っています。5日移動平均線は、3日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月3日の973.05pを上回る必要があります。25日移動平均線は17日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月5日の1030.42pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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