8月14日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

JVCケンウッド(6632)

好業績が注目ポイントです。8月1日、「2024年3月期  第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。当第1四半期連結累計期間における売上収益は、セーフティ&セキュリティ分野の無線システム事業の販売が前期に引き続き非常に好調に推移したことに加え、モビリティ&テレマティクスサービス分野のOEM事業、エンタテインメント ソリューションズ分野のメディア事業、エンタテインメント事業の販売が堅調に推移したことから、全社では前年同期比で約136億円の大幅増(18.9%増収)となる855.98億円となりました。

 

同社は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除したものを「事業利益」としています。当第1四半期連結累計期間における事業利益は、大幅な増収となったことなどから、前年同期比で約46億円の大幅増(1,037.9%増益)となる50.39億円となりました。当第1四半期連結累計期間における営業利益は、事業利益が大幅な増益となったことなどから、前年同期比で約45億円の大幅増(871.3%増益)となる50.12億円となりました。

 

<前日の東京株式市場>

10日の日経平均は前日比269.32円(0.84%)高の32473.65円と反発しました。5日移動平均線(10日現在32300.52円)、75日移動平均線(同31736.30円)は上回っています。一方、25日移動平均線(同32528.58円)は下回っています。8月12日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比110円安の32450円、高値は10日23時06分の32810円、安値は12日04時58分の32420円でした。10日の騰落レシオ(6日移動平均)は110.84%でした。新高値銘柄数は170、新安値銘柄数は50でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス45.93、シグナル(9日)は45.62でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス91.55でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

11日のNYダウは続伸し、前日比105.25ドル高の35281.40ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は反落し、同93.14ポイント安の13644.85ポイントでした。11日朝発表の7月のPPIは前月比0.3%上昇し、市場予想の0.2%上昇を上回ったことで、米長期金利が上昇し、ハイテク株に売りが出ました。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い4.15%で取引を終えました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

11日の米ハイテク株安が逆風となり、本日の東京株式市場は軟調に推移する見通しです。ただし、32000円以下の水準では、押し目買いや売り方の買戻しが期待できるため、下値は相当堅いともみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は6日ぶりに上昇に転換しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が8月4日の32192.75円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、6日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月6日の32773.02円を上回ることが必要です

 

「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整入りしたとみています。

 

10日の東証グロース市場指数は前日比5.05p(0.52%)安の968.55pでした。5日移動平均線(10日現在974.25p)、25日移動平均線(同988.12p)、75日移動平均線(同987.05p)全て下回っています。5日移動平均線は、4日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月4日の976.38pを上回る必要があります。25日移動平均線は18日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月6日の1000.80pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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