8月16日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

HANATOUR JAPAN(6561)

好業績が注目ポイントです。8月14日、「2023年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表しました。

 

同社グループでは、生産性向上やペーパーレス化に資する社内業務のデジタル化の推進、徹底したコストの抑制を継続するとともに、インバウンド需要の獲得に注力しました。基幹事業である旅行事業においては、インバウンド需要を取りこぼしなく獲得するため、人員の最適化とともに、九州、北海道の地方営業所を再開しました。またライフスタイルの変化・多様化によるお客のニーズに合わせた旅行商品の開発に取り組むとともに、グループ全体で持続的な成長を実現すべく、業容拡大と生産性向上に努めています。

 

なお、2023年12月期第2四半期連結累計期間及び今後の業績動向等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、当第2四半期連結決算において、繰延税金資産を追加計上しました。これにより、当第2四半期連結累計期間の法人税等調整額(益)は、4.29億円となりました。これらの活動の結果、売上高22.21億円(前年同期比297.5%増)、営業利益2.15億円(前年同期は営業損失9.84億円)、経常利益1.92億円(前年同期は経常損失9.78億円)、親会社株主に帰属する四半期純利益6.18億円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失9.78億円)となりました。

 

旅行事業では、韓国をはじめとする海外エージェント向けの商品企画や開発、東南アジア、欧州地域のエージェントへの営業強化、また主にFIT向けとして海外有力サイトとのAPI連携を中心に展開しているオンラインプラットフォーム「Gorilla」にて取扱うホテルや旅ナカ商材の拡充に注力しました。コロナ化で縮小した事業規模を拡大させつつ、社内業務のデジタル化を推進し生産性の向上を目指しています。当第2四半期連結累計期間の旅行事業の売上高は10.71億円(前年同期比25.2倍)、セグメント利益は3.29億円(前年同期はセグメント損失7700万円)となりました。

<前日の東京株式市場>

15日の日経平均は前日比178.98円(0.56%)高の32238.89円と反発しました。5日移動平均線(15日現在32270.81円)、25日移動平均線(同32494.07円)は下回っています。一方、75日移動平均線(同31830.77円)は上回っています。8月16日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比360円安の31890円、高値は15日16時30分の32160円、安値は終値の16日04時29分の31890円でした。15日の騰落レシオ(6日移動平均)は133.24%でした。新高値銘柄数は104、新安値銘柄数は56でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス86.80、シグナル(9日)はマイナス3.90でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス82.90でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)、「天井確認10項目」のうち1つ(前日も1つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

15日のNYダウは4日ぶりに反落し、前日比361.24ドル安の34946.39ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は反落し、同157.28ポイント安の13631.05ポイントでした。フィッチ・レーティングスが大手米銀を含む70行以上を格下げする可能性があると米CNBCが15日に報じたことで、金融株が軒並み売られました。また、15日発表の中国の7月の工業生産高などの経済指標が軒並み市場予想を下回ったことで、中国など海外の売上高比率が高い銘柄が売られました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

15日の米国か安が逆風となり、本日の東京株式市場は軟調に推移する見通しです。15日発表の7月の米小売売上高が前月比0.7%増と、市場予想の0.4%増を上回ったことで、長期債相場は4日続落しました。10年物国債利回りは前日比0.02%高い4.21%で取引を終えました。一時は4.27%と昨年10月以来の高水準を付ける場面がありました。米国の長期金利上昇を受け、日本でも高PERのグロース株への売り圧力が強まりそうです。また、中国景気の減速懸念が強まっているため、工作機械など、中国関連への売りも出そうです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は2日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が8月8日の32377.29円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、8日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で7月10日の32189.73円を上回ることが必要です

 

「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」になっていますので、調整が継続しているとみています。

 

15日の東証グロース市場指数は前日比9.22p(0.97%)安の946.17pでした。5日移動平均線(15日現在962.45p)、25日移動平均線(同984.03p)、75日移動平均線(同986.92p)全て下回っています。5日移動平均線は、6日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月8日の968.55pを上回る必要があります。25日移動平均線は20日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、7月10日の997.03pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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