9月7日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
神戸製鋼所(5406)
好業績が注目ポイントです。2024年3月期については、素材系事業での販売数量の減少などによる減益要因があるものの、上期における原料炭価格下落などに伴う鉄鋼メタルスプレッドの改善、アルミ板・素形材・建設機械での調達コストの改善と販売価格改善の進展、電力での一般炭価格の下落に伴う上期を中心とした燃料費調整の時期ずれ影響の改善などにより、8月8日に、第2四半期連結累計期間及び通期における営業利益、経常利益の予想を上方修正しています。また、親会社株主に帰属する当期純利益についても、経常利益の上方修正に加え、子会社における固定資産の譲渡益の増加に伴う特別利益の増加により、第2四半期連結累計期間及び通期の予想を上方修正しています。
また、同日、これまで配当性向については、親会社株主に帰属する当期純利益(連結)の 15%~25%程度を目安としていましたが、株主への利益還元の更なる充実のため、当期より配当性向を同 30%程度を目安とすることに変更しました。当期の配当については、親会社株主に帰属する当期純利益の見通しと、配当性向の変更も踏まえ、中間配当は 1 株につき 45 円、期末配当は同 45 円(年間:90 円)とする方針を決議しました。
<前日の東京株式市場>
6日の日経平均は前日比204.26円(0.62%)高の33241.02円と8日続伸しました。5日移動平均線(6日現在32909.38円)、25日移動平均線(同32245.33円)、75日移動平均線(同32411.98円)全て上回っています。7日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比100円安の33140円、高値は6日18時02分の33300円、安値は7日01時48分の33010円でした。6日の騰落レシオ(6日移動平均)は209.42%でした。新高値銘柄数は378、新安値銘柄数は2でした。また、MACD(12日-26日)は155.74、シグナル(9日)はマイナス39.99でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は195.73でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが7つ(前日は6つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
6日のNYダウは続落し、前日比198.78ドル安の34443.19ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日続落し、同148.48ポイント安の13872.47ポイントでした。原油高に加え、」8月のISMの非製造業景況感指数が前月比1.8ポイント上昇し、54.5と、市場予想52.5に反し、改善したことで、長期金利が上昇しました。これが株式市場への悪材料となりました。6日のWTI期近の10月物は、一時は1バレル88.08ドルと期近物として、昨年11月中旬以来の高値を付ける場面がありました。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い4.28%で取引を終えました。
<本日の東京株式市場の見通し>
6日の米国株が軟調で、日経平均は昨日まで8日続伸したこともあり、流石に本日は上昇一服となりそうです。株価指数先物・オプション9月物は明日8日、SQ算出を迎えます。このため、節目の33000円は売り方と買い方の激しい攻防が繰り広げられる見通しです。売り方のデルタヘッジの買いは見込めるものの、昨日まで8連騰した過熱感もあり、売り圧力も強そうです。ボラタイルな相場になるかもしれません。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は11日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が8月31日の32619.34円を下回る必要があります。
25日移動平均線は、2日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で8月2日の32707.69円を上回ることが必要です
9月4日に、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になったので、25日移動平均線が2日連続で下降したとはいえ、調整は終了したとみています。「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったら、それが調整入りのサインと認識します。
6日の東証グロース市場指数は前日比1.89p(0.19%)安の981.28pでした。5日移動平均線(6日現在974.81p)、25日移動平均線(同960.41p)は上回っています。一方、75日移動平均線(同987.87p)は下回っています。5日移動平均線は、11日連続で上昇しています。本日、下向きに転じるには、8月31日の971.17pを下回る必要があります。25日移動平均線は36日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月2日の985.85pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
カブ知恵厳選おすすめ投資顧問
カブ知恵スタッフが実際に登録し、情報提供を受けている投資顧問をピックアップ!短期取り組みに強い投資顧問、材料株に強い投資顧問、人気テーマをいち早く配信する投資顧問、ファンドなど機関の取り組み状況を配信する投資顧問、狙い目IPO銘柄を教えてくれる投資顧問、それぞれに特徴やメリットがあります。基本的な情報配信はメルマガ登録だけの無料で受け取ることができますので試してみるといいでしょう。おすすめです。