9月11日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ミライト・ワン(1417)

好業績が注目ポイントです。2024年3月期第1四半期については、売上高は1005.24億円(前年同四半期比5.4%増)、営業利益は8.89億円(前年同四半期は11.47億円の損失)、経常利益は15.11億円(前年同四半期は6.91億円の損失)、四半期特有の会計処理を適用した税金費用の計算の影響により、親親会社株主に帰属する四半期純損失は5.58億円(前年同四半期は8.15億円の損失)でした。マルチキャリア事業におけるCATV工事や一部5G整備工事の減少があったものの、環境・社会イノベーション事業におけるグリーンエネルギー関連工事の増加や建築工事、土木工事の増加、ICTソリューション事業におけるLAN等工事の増加したことにより、受注高は1417.90億円(前年同四半期比10.1%増)でした。

 

なお、同社は、023年5月15日開催の取締役会において、上限450万株(発行済株式総数(自己株式を除く。)に対する割合4.71%)、取得価額上限50億円、取得期間2023年6月5日~2024年3月31日の自己株式取得の決議をしています。この決議に基づき取得した自己株式の累計(2023年8月31日現在)は、買付株式数は99万5400株、買付総額は18.07億円です。

 

<前日の東京株式市場>

8日の日経平均は前日比384.24円(1.16%)安の32606.84円と大幅に続落しました。5日移動平均線(8日現在32962.97円)は下回っています。一方、25日移動平均線(同32274.57円)、75日移動平均線(同32464.75円)は上回っています。9日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比90円高の32510円、高値は9日00時29分の32560円、安値は8日18時03分の32260円でした。8日の騰落レシオ(6日移動平均)は120.65%でした。新高値銘柄数は121、新安値銘柄数は21でした。また、MACD(12日-26日)は161.04、シグナル(9日)は38.35でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は122.69でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが3つ(前日は5つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

8日のNYダウは続伸し、前日比75.86ドル高の34576.59ドルでした。ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反発し、同12.69ポイント安の13761.53ポイントでした。アップルが下げ止まったことが下支え要因でした。アップルの終値は前日比0.62ドル(0.35%)高の178.18ドルでした。ですが、13日に8月のCPI、14日に8月の小売売上高の発表があることもあり、相場全体の上値は重かったようです。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

7日の米国株でナスダックが軟調で、日経平均は6日まで8日続伸したこともあり、過熱を冷ます調整日となりそうです。株価指数先物・オプション9月物は本日、SQ算出を迎えます。SQ通過後は、SQ値を睨みながらの値動きとなり見通しです。基本的には、グロース株が売られ、バリュー株が買われる結果、相場全体としては、上値は重いながらも、下値も堅いとみています。また、9月の配当権利取りの動きが続くともみています。高配当利回り・低PBR・低PERの内需系大型株が物色の中心でしょう。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は13日ぶりに下降転換しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が9月4日の32939.18円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、2日連続で上昇しました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で8月4日の32192.75円を下回ることが必要です

 

9月7日に、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になったので、調整は終了したとみています。「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったら、それが調整入りのサインと認識します。

 

8日の東証グロース市場指数は前日比4.79p(0.50%)安の962.28pでした。5日移動平均線(8日現在972.56p)、75日移動平均線(同988.22p)は下回っています。一方、25日移動平均線(同959.23p)は上回っています。5日移動平均線は、2連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、9月4日の969.01pを上回る必要があります。25日移動平均線は38日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月4日の976.38pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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