9月12日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

カーリットホールディングス(4275)

好業績が注目ポイントです。9月11日、「連結業績予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。2024年3月期当第 2 四半期連結累計期間の業績については、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和により社会経済活動の正常化が進みつつある状況下で、電子材料分野やシリコンウェーハ分野はいまだ世界的な半導体需要低迷の影響などを受けていますが、その他の事業分野についてはいずれも好調に推移しました。また、業務改善や原価低減が進み、適正価格の維持についてお客から一定の理解を得ることができたことから、売上高については予想を据え置き、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する純利益はいずれも 2023 年 5 月 15 日に公表の予想値を上回る見込みとなりました。

 

通期の業績予想については、原燃料価格の高騰や物価上昇に加え、ウクライナ情勢の長期化、世界的な金融引締めが続く中で海外景気の下振れが国内景気を下押しするリスク等の影響、並びに、半導体需要の動向が不透明である下期の予想を織り込み、売上高は前回予想の380.0億円を据え置きましたが、営業利益は31.5億円(前回予想比16.7%増)、経常利益は34.0億円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は26.0億円(同13.0%増)に修正しました。今後も、中期経営計画「Challenge2024 ローリングプラン 2023」を推進し、「改革と成長」による営業利益向上を目指すとのことです。

 

<前日の東京株式市場>

11日の日経平均は前週末比139.08円(0.43%)安の32467.76円と3日続落しました。5日移動平均線(11日現在32868.69円)、75日移動平均線(同32486.97円)は下回っています。一方、25日移動平均線(同32285.57円)は上回っています。12日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比170円高の32450円、高値は終値の32450円、安値は11日17時58分の32220円でした。11日の騰落レシオ(6日移動平均)は95.49%でした。新高値銘柄数は157、新安値銘柄数は27でした。また、MACD(12日-26日)は135.59、シグナル(9日)は68.71でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は66.88でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが1つ(前日は3つ)、「大底確認10項目」のうちが1つ(前日はゼロ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

11日のNYダウは3日続伸し、前週末比87.13ドル高の34663.72ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸し、同156.37ポイント高の13917.89ポイントでした。FRBウオッチャーで有名なウォール・ストリート・ジャーナルのニック・ティミラオス記者が10日付の記事で、FRBが利上げに慎重になりつつあるとの見解を示したことが、買い材料になりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

11日の米国株が堅調なこともあり、本日の日経平均は4日ぶりに反発スタートする見通しです。ですが、日銀の植田和男総裁が9月9日付の読売新聞とのインタビューで、2%の物価目標達成が可能と判断すればマイナス金利政策を解除する選択肢もあるとの考えを示したことで、11日の国内債券市場で長期金利は大幅に上昇しました。新発10年物国債の利回りは前週末比0.055%高い0.705%まで上昇し、2014年1月以来9年8カ月ぶりの高さを付けました。この長期金利の上昇が株式相場全体、特に、高PERのグロース株の上値を圧迫することになりそうです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は2日連続で下降しています。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が9月5日の33036.76円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、3日連続で上昇しました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で8月7日の32254.56円を下回ることが必要です

 

今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったら、それが調整入りのサインと認識する予定です。それまでは、「現状の軟調なもみあい」は、「上昇トレンドの中での押し目」とみています。

 

11日の東証グロース市場指数は前週末比16.59p(1.72%)安の945.69pでした。5日移動平均線(11日現在967.89p)、25日移動平均線(同958.00p)、75日移動平均線(同988.30p)全て下回っています。5日移動平均線は、3連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、9月5日の983.17pを上回る必要があります。25日移動平均線は39日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月7日の984.19pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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