9月21日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
北川鉄工所(6317)
好業績が注目ポイントです。2024年3月期通期連結業績については、売上高は593.50億円(前期比0.6%減)と小幅減収ながら、営業利益は10.00億円(同412.9%増)、経常利益は16.00億円(同54.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10.00億円(前期は4.18億円の損失)の見通しです。
当第1四半期連結累計期間は自動車部品および農業機械部品の生産量が回復したことにより金属素形材事業の売上高が増加し、工作機器事業および産業機械事業の売上も好調に推移しました。また、営業利益についても、原材料価格の高騰などの影響により、工作機器事業ならびに産業機械事業は減少したものの、金属素形材事業は売上高の増加に伴い営業利益が改善したため、グループ全体では前年同四半期比で増加となりました。その結果、グループ全体の売上高は、143.66億円(前年同四半期比 8.3%増)、営業利益は5.86億円(前年同四半期比 136.5%増)、経常利益は9.55億円(前年同四半期比 33.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別利益として投資有価証券売却益5.87億円の計上もあり、10.37億円(前年同四半期比 207.3%増)となりました。
<前日の東京株式市場>
20日の日経平均は前日比218.81円(0.66%)安の33023.78円と、続落しました。5日移動平均線(20日現在33134.82円)を下回りました。一方、25日移動平均線(同32479.25円)、75日移動平均線(同32639.14円)共に上回っています。21日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比140円安の32750円、高値は20日23時11分の33070円、安値は終値の32750円でした。20日の騰落レシオ(6日移動平均)は121.20%でした。新高値銘柄数は265、新安値銘柄数は28でした。また、MACD(12日-26日)は224.42、シグナル(9日)は176.31でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は48.11でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが3つ(前日は4つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
20日のNYダウは続落し、前日比76.85ドル安の34440.88ドルでした。ナスダック総合株価指数も続落し、同209.06ポイント安の13469.13ポイントでした。FOMCは市場の想定通り、2会合ぶりに政策金利の据え置きを決めました。しかしながら、パウエルFRB議長がFOMC後の会見で足元の米景気の底堅さなどに言及し、追加利上げの可能性を否定しなかったことに加え、ドットチャートで、2024年末は5.1%と、前回予想の4.6%から切り上がったため、FRBはタカ派よりで、金融引き締めが長期化するとの見方が強まり、株式が売られました。
<本日の東京株式市場の見通し>
20日の米国株安を受け、本日の日経平均は、軟調に推移する見通しです。20日の米10年物国債利回りは前日比0.05%高い4.41%と、2007年11月以来、およそ16年ぶりの高水準で取引を終えました。この米国の長期金利上昇は日米のグロース株及び日本の国債の売り材料となる見通しです。また、日銀は21~22日に金融政策決定会合を開くため、その結果を見極めたいとのムードも強まる可能性が高いため、外部環境悪化を嫌気した売り一巡後は、膠着感が強まるともみています。20日のNY円相場は一時1ドル=148円36銭と昨年11月以来およそ10カ月ぶりの安値を付けました。この円安は、わが国の外需関連の下支え材料になるでしょう。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は4日連続で上昇しています。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が9月13日の32706.52円を下回る必要があります。
25日移動平均線は、9日連続で上昇しました。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で8月16日の31766.82円を下回ることが必要です
今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったら、それが調整入りのサインと認識する予定です。
20日の東証グロース市場指数は前日比6.04p(0.64%)安の939.95pでした。5日移動平均線(20日現在946.99p)、25日移動平均線(同953.50p)、75日移動平均線(同988.40p)全て下回っています。5日移動平均線は、下降転換しました。本日、上向きに転じるには、9月13日の947.88pを上回る必要があります。25日移動平均線は45日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、8月16日の928.26pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
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