10月10日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

西部技研(6223)

同社グループの主力製品であるデシカント除湿機の主要需要先が属するバッテリー市場については、EV普及に伴いリチウムイオンバッテリー生産工場の建設が相次いでおり、引き続き拡大していくものと見込まれています。これが注目ポイントです。また、もう一つの主力製品であるVOC濃縮装置の主要需要先が属する半導体市場についても、足元の半導体需要は減少しているものの、先端半導体の製造工場の新設や増設のための設備投資が、米国を中心に堅調に伸長しており、長期的な成長が見込まれています。

 

2023年12月期通期連結業績については、売上高は271.47億円(前期比9.1%増)、営業利益は52.36億円(同13.7%増)、経常利益は52.67億円(同10.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は40.75億円(同4.3%増)を見込んでいます。

 

<前日の東京株式市場>

6日の日経平均は前日比80.69円(0.26%)安の30994.67円と、反落しました。5日移動平均線(5日現在31118.95円)、25日移動平均線(同32404.30円)、75日移動平均線(同32481.98円)全て下回っています。10日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比250円高31270円、高値は7日03時28分の31390円、安値は6日21時53分の30860円でした。6日の騰落レシオ(6日移動平均)は64.47%でした。新高値銘柄数は19、新安値銘柄数は29でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス402.55、シグナル(9日)はマイナス162.00でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス240.55でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は8日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日は3つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

9日のNYダウは続伸し、前週末比197.07ドル高の33604.65ドルでした。ナスダック総合株価指数も続伸し、同52.90ポイント高の13484.24ポイントでした。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが7日、イスラエルへの攻撃を開始し、地政学リスクは高まりましたが、その影響は限定的でした。一方、FRBのジェファーソン副議長は9日に公開した講演の原稿で「債券利回りの上昇を通じた金融引き締めを今後も認識しつつ、将来の政策の方向性を評価することを心掛ける」と述べたことが、買い材料になりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

9日の米国株高が好材料視されそうです。ハマスとイスラエルの戦闘激化に関しては、他の産油国等の積極的な直接的な参加がない限りは、市場への影響は軽微とみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は12日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が10月2日の31759.88円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、4日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月1日の32710.62円を上回ることが必要です。

 

今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。

 

6日の東証グロース市場指数は前日比1.28p(0.14%)高の900.48pでした。5日移動平均線(6日現在898.18p)を上回りました。一方、25日移動平均線(同939.52p)、75日移動平均線(同972.40p)共に下回っています。5日移動平均線は、5日連続で下降しました。本日、上向きに転じるには、10月2日の921.74pを上回る必要があります。25日移動平均線は9日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月1日の969.44pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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