10月12日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

レーザーテック(6920)

半導体関連のコアストックとして注目します。2024年6月期には、鈍化傾向にあるもののインフレの進行や金利上昇に伴った景気後退および急激な為替変動に加え、地政学上のリスクなどが引き続き懸念される。一方、同社グループの主要販売先である半導体業界では、最先端半導体分野において過剰在庫の解消と需要回復で、設備投資が拡大に向かうことが期待されており、パワー半導体分野でも脱炭素社会の実現に向けた積極的な投資の継続が見込まれている。

 

かかる環境下で、2024年6月期通期の連結業績については、売上高は1900億円(前期比24.3%増)、営業利益は640億円(同2.7%増)、経常利益は640億円(同0.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は470億円(同)1.8%増)の見通しです。売上高、利益で過去最高を予想しています。製品ミックスの一時的な悪化により、利益率は低下する見込みです。積極的な研究開発と人員増強を継続します。期末にはワールドワイドでグループ従業員数が1000名を超える計画です。通期配当予想については、1株当たり183円の見込みです。

 

<前日の東京株式市場>

11日の日経平均は前日比189.98円(0.60%)高の31936.51円と、続伸しました。5日移動平均線(11日現在31255.99円)を上回っています。一方、25日移動平均線(同32235.63円)、75日移動平均線(同32439.89円)は下回っています。12日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比120円高32020円、高値は11日22時46分の32080円、安値は12日02時43分の31860円でした。11日の騰落レシオ(6日移動平均)は94.91%でした。新高値銘柄数は38、新安値銘柄数は25でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス317.81、シグナル(9日)はマイナス248.60でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス69.21でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

11日のNYダウは4日続伸し、前日比65.57ドル高の33804.87ドルでした。ナスダック総合株価指数も4日続伸し、同96.83ポイント高の13659.68ポイントでした。11日発表の9月のPPIは前月比0.5%上昇と、市場予想の0.3%上昇を上回ったものの、8月の0.7%上昇からは伸びが減速したことが好感されまた。また、米10年物国債利回りは前日比0.10%低い4.55%で取引を終えたことも、好材料でした。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

11日の米国株高が好材料視されそうです。11日にはウォラー理事が「金融環境が引き締まっており、我々の任務の一部を肩代わりしている」との考えを示したと伝わるなど、FRBは10月31日〜11月1日の会合で政策金利を据え置くことになるとの見方が強まっています。これは日米株式市場、とりわけ、高PERのハイテク、グロース株への追い風と考えます。一方、ハマスとイスラエルの戦闘に関しては、他の産油国等の積極的な直接的な参加がない限りは、引き続き、市場への影響は軽微とみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は14日ぶりに上昇転換しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が10月4日の30526.88円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、6日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月5日の33036.76円を上回ることが必要です。

 

今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。

 

11日の東証グロース市場指数は前日比11.32p(1.25%)安の896.21pでした。5日移動平均線(11日現在895.12p)を上回っています。一方、25日移動平均線(同934.13p)、75日移動平均線(同967.61p)共に下回っています。5日移動平均線は、7日連続で下降しました。本日、上向きに転じるには、10月4日の872.19pを上回る必要があります。25日移動平均線は11日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月5日の983.17pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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