10月19日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
<本日の注目銘柄>
ソシオネクスト(6526)
2023 年 10 月 18 日、TSMC の 2nm プロセステクノロジーを用いた革新的な 32 コア CPU チップレットの開発において、Arm および TSMC と協業することを発表しました。これにより、大規模データセンター用サーバー、5/6G インフラストラクチャー、DPU、ネットワーク・エッジ市場向けにスケーラブルなパフォーマンスを提供します。エンジニアリングサンプルの提供は、2025 年上期を目標としています。
Arm Neoverse Compute Subsystems (CSS) テクノロジーを活用したこの先端 CPU チップレット PoC (Proof of Concept) は、I/O チップレット、および各アプリケーション専用のチップレットとともに、単一または複数のインスタンスとして単一パッケージ内に実装され、さまざまなアプリケーションに向けて性能を最適化できるよう設計されます。このチップレットが実用化されると、高いコスト効率を維持しながらパッケージレベルでの性能向上を継続することが可能になります。
なお、ソシオネクスト(Socionext Inc.)は、SoC (System-on-Chip) のグローバルサプライヤーです。長年培った技術と経験をもとに独自の「Solution SoC」ビジネスモデルを確立し、自動車、データセンター、ネットワーク、スマートデバイスを始めとする先進テクノロジー分野におけるシリコンパートナーとして、顧客の製品やサービスを差異化する機能、性能、そして品質を提供することで世界のイノベーションに貢献しています。ソシオネクストは横浜市に本社を置き、日本国内、アジア、米国およびヨーロッパの各拠点において製品開発および販売活動をグローバルに展開しています。
<前日の東京株式市場>
18日の日経平均は前日比1.96円(0.01%)高の32042.25円と、小幅に続伸しました。5日移動平均線(18日現在32110.44円)、25日移動平均線(同32173.98円)、75日移動平均線(同32387.96円)は全て下回っています。19日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比400円安31640円、高値は18日17時51分の32070円、安値は19日04時48分の31590円でした。18日の騰落レシオ(6日移動平均)は73.39%でした。新高値銘柄数は36、新安値銘柄数は58でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス132.85、シグナル(9日)はマイナス259.30でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は126.45でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。
<前日の米国金融市場>
18日のNYダウは4日ぶりに反落し、前日比332.57ドル安の33665.08ドルでした。ナスダック総合株価指数は大幅に続落し、同219.45ポイント安の13314.30ポイントでした。原油先物高を受け、18日の米10年物国債利回りは前日比0.08%高い4.91%で取引を終えました。一時は4.92%と2007年7月以来約16年ぶりの高水準を付ける場面がありました。この金利上昇が株安の主因でした。WTI期近の11月物は前日比1.66ドル高の1バレル88.32ドルで取引を終えました。
<本日の東京株式市場の見通し>
18日の米国株安を受け、本日の日本株は軟調に推移する見通しです。ただし、売り一巡後は、下値では、押し目買いや売り方の買戻しも入り、軟調なもみあいとなりそうです。
<日経平均テクニカル分析>
日経平均については、5日移動平均線は6日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が10月12日の32494.66円を下回る必要があります。
25日移動平均線は、11日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月12日の32776.37円を上回ることが必要です。
今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。
18日の東証グロース市場指数は前日比8.54p(1.00%)高の862.20pでした。5日移動平均線(18日現在868.24p)、25日移動平均線(同914.20p)、75日移動平均線(同956.80p)全て下回っています。5日移動平均線は、4日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、10月12日の905.11pを上回る必要があります。25日移動平均線は16日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月12日の949.03pを上回る必要があります。
今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。
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