10月20日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ディスコ(6146)

半導体関連のコアストックとして注目します。2023年10月19日、「業績予想のお知らせ」を発表しました。2024年3月期第3四半期(累計)連結業績予想数値については、売上高は2018億円、営業利益は734億円、経常利益は754億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は481億円です。半導体・電子部品業界において顧客の投資意欲が短期間で激しく変動することから需要予測が困難なため、業績予想の開示方法については、「1四半期先までの開示」としています。なお、羽田R&Dセンターの建替えに伴い特別損失として約75億円の減損損失を10-12月期に計上します。2024年3月期第3四半期(4-12月期)の出荷額は、2222億円と予想しています。

 

同日、「2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」も発表しました。当第2四半期連結累計期間(以下、当期)は、スマートフォンやPC向け半導体の需要が低迷する中、世界的なEVシフトや脱炭素化の進展を背景にパワー半導体の強い需要が継続しました。このような市場環境のもと、精密加工装置の出荷はパワー半導体向けを中心に底堅く推移しました。また消耗品である精密加工ツールの出荷は顧客の設備稼働率に連動して緩やかな上昇基調で推移しました。こうした環境において、高付加価値案件の増加により出荷は高水準で推移したものの検収の長期化により売上高は減少しました。損益については、為替の影響や改善活動の継続、高付加価値製品の増加によりGP率は上昇しましたが、販売管理費の増加により営業利益は前年同期と比べ減益となりました。

 

2024年3月期第2四半期の連結業績については、売上高は1262.60億円(前年同期比 9.3%減)、営業利益は450.09億円(同 18.0%減)、営業利益率は35.6%、経常利益は    462.77億円(同 19.6%減)、経常利益率は36.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益は 327.08億円(同 19.6%減)、純利益率は25.9%でした。

 

同日、「剰余金の配当に関するお知らせ」も発表しました。同社は業績に連動した配当を基本方針としています。当中間期の配当は上期連結純利益に配当性向25%を適用した結果、1株当たり76円(直近の配当予想は67円)とします。

<前日の東京株式市場>

19日の日経平均は前日比611.63円(1.91%)安の31430.62円と、3日ぶりに大幅に反落しました。5日移動平均線(19日現在31897.64円)、25日移動平均線(同32120.15円)、75日移動平均線(同32364.52円)は全て下回っています。20日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比150円安31250円、高値は20日01時24分の31730円、安値は20日04時43分の31240円でした。19日の騰落レシオ(6日移動平均)は73.90%でした。新高値銘柄数は24、新安値銘柄数は76でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス161.94、シグナル(9日)はマイナス236.52でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は74.58でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

19日のNYダウは続落し、前日比250.91ドル安の33414.17ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日続落し、同128.13ポイント安の13186.18ポイントでした。長期金利の上昇が嫌気されました。米10年物国債利回りは前日比0.08%高い4.99%で取引を終えました。17時過ぎに一時5.00%に上昇しました。5%台にのせるのは2007年7月以来、約16年ぶりのことです。FRBのパウエル議長は19日、ニューヨーク・エコノミック・クラブで講演し、「インフレはなお高過ぎる。インフレがわれわれの目標に向けて持続的に低下しているという確信を得るには時間が必要で、数カ月の良好なデータはその始まりに過ぎない」と述べたことで、FRBの金融引き締めが長期化するとの見方が改めて強まりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

19日の米国株安を受け、本日の日本株は軟調に推移する見通しです。米長期金利上昇で、世界的に株式が売られやすくなっています。東京株式市場でも、売り圧力が終日強い状況が続く見通しです。とりわけ、高PERのグロース株については、買い方にとって厳しい値動きとなりそうです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は7日ぶりに下降転換しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が10月13日の32315.99円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、12日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月13日の32706.52円を上回ることが必要です。

 

今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。

 

19日の東証グロース市場指数は前日比17.13p(1.99%)安の845.07pでした。5日移動平均線(19日現在856.23p)、25日移動平均線(同910.04p)、75日移動平均線(同954.24p)全て下回っています。5日移動平均線は、5日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、10月13日の873.94pを上回る必要があります。25日移動平均線は17日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月13日の947.88pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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