10月24日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ジェイ・イー・ティ(6228)

半導体関連のコアストックとして注目します。

 

2023年10月19日開催の取締役会において、新たに米国に海外子会社を設立することを決議しました。なお、新会社の資本金の額が同社の資本金の額の 100 分の 10 以上に相当し、新会社は同社の特定子会社となります。同社グループの成長戦略の一つとして、半導体産業への多額の設備投資が計画されている米国において、新たに営業拠点を設け、米国の半導体製造装置市場への参入を目指します。

 

同社は、2023 年9月 25 日に東京証券取引所スタンダード市場に上場しました。同社グループにおいては、価格の下落など厳しい市況にあるメモリー向けでは、メモリーの高容量化、DRAMでの規格の世代交代、NANDフラッシュでは3D構造の更なる高層化等に対応し、直近の市況に左右されず投資計画を実行する韓国メーカーに対し、米国等新たな地域、新たな分野を含め対応を強化しています。また、最先端だけでなく、車載向け及びパワー半導体等、既存の半導体でも需給がひっ迫しており、既存プロセスでの増産要求に対応し、中国の新たな半導体メーカーや、既存のファウンドリにて設備投資を継続するメーカーに対し、対応を強化していきます。

 

このような対応により、2023 年 12 月期の売上高は、2022 年 12 月期に比べ 34.22億円増の 265.36 億万円(前期比 14.8%増)を見込んでいます。利益については、営業利益 27.59 億円(前期比 32.8%増)、経常利益 25.81 億円(前期比 36.1%増)、当期純利益 17.47 億円(前期比 45.9%増)と増収増益を見込んでいます。

 

なお、同社グループにおける報告セグメントは、半導体事業のみです。同社グループの売上高は、主たる半導体事業のうち半導体洗浄装置販売と、その他半導体洗浄装置関連販売(装置の保守・メンテナンスサービス)、その他売上(アグリ事業他)で構成されています。

 

<前日の東京株式市場>

23日の日経平均は前週末比259.81円(0.83%)安の30999.55円と、3日続落しました。5日移動平均線(23日現在31554.41円)、25日移動平均線(同31975.53円)、75日移動平均線(同32298.96円)全て下回っています。24日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比60円高31060円、高値は24日02時00分の31200円、安値は23日22時43分の30720円でした。23日の騰落レシオ(6日移動平均)は64.55%でした。新高値銘柄数は20、新安値銘柄数は124でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス242.15、シグナル(9日)はマイナス199.89でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス42.27でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが1つ(前日は2つ)、「大底確認10項目」のうちが2つ(前日は1つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

23日のNYダウは4日続落し、前週末比190.87ドル安の32936.41ドルでした。ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反発し、同34.52ポイント高の13018.33ポイントでした。長期金利の指標である米10年物国債利回りは、23日早朝の取引で一時5.02%に上昇し、2007年7月以来の高水準を付けました。しかしながら、その後はポジション調整の買いが入り、結局、前週末比0.06%低い4.85%で取引を終えました。この動きが、株式のサポート材料となりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

23日の米国の長期金利の上昇一服を受け、本日の日本株は軟調ながらも、底堅く推移する見通しです。ただし、中東の地政学リスクの及び、米長期金利の高止まりに大きな変化はなく、世界的に株式が売られやすくなっています。このため、東京株式市場でも、売り圧力が強い状況が続く見通しです。とりわけ、高PERのグロース株については、引き続き、買い方にとって厳しい値動きとなりそうです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は3日連続で下降しました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が10月17日の32040.29円を上回る必要があります。

 

25日移動平均線は、14日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月15日の33533.09円を上回ることが必要です。

 

今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。

 

23日の東証グロース市場指数は前週末比23.97p(2.85%)安の817.15pでした。5日移動平均線(23日現在843.84p)、25日移動平均線(同900.39p)、75日移動平均線(同948.63p)全て下回っています。5日移動平均線は、7日連続で下降しています。本日、上向きに転じるには、10月17日の853.66pを上回る必要があります。25日移動平均線は19日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月15日の949.42pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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