マイナス金利関連銘柄に金庫関連銘柄を追加
マイナス金利導入でタンス預金が増える?
マイナス金利とは日銀と民間銀行間の取引において、マイナスの金利が適用されるというものだ。民間銀行とその顧客での取引、普通預金にマイナス金利が適用されるというものではない。
しかし、民間銀行がこれまで日銀から受け取れていた金利を受け取ることができなくなり、新たな融資先を開拓していかなければならない。マイナス金利の導入は民間銀行、特に地方銀行にとっては非常苦しいものとなる。
銀行経営圧迫のしわ寄せ、負担は個人に向けられる流れとなっており、実際に三井住友銀行やりそな銀行といったメガバンク、大手地銀は普通預金の利息を大幅に引き下げた。
こういったニュースが連日取り上げられ、更に「マイナス金利」というネーミングが国民の銀行預金に対する不安を煽り、自宅での現金管理、つまり「タンス預金」の需要が高まりつつある。実際にホームセンターでは今月に入り金庫の売り上げが3割伸びたところもあるようだ。
実際のところ、普通預金にマイナス金利が適用される可能性は限りなく低く、まずありえない話と言えるだろう。しかし、普通預金に利息を望むことはできなくなるだろう。銀行利息はゼロ金利に近い状況がしばらく続くと予想される。
マイナス金利関連銘柄として金庫関連銘柄にも注目
カブ知恵ではマイナス金利メリット銘柄(マイナス金利関連銘柄)で不動産関連銘柄、ノンバンク銘柄に加え、金庫関連銘柄として日本アイ・エス・ケイ(7986)も取り上げていたが、本日更にくろがね工作所(7997)も追加している。金庫関連銘柄も今後注目を集めそうだ。
金庫関連銘柄 日本アイ・エス・ケイ(7986)
14年4月2日、キング工業から社名変更。業務用・家庭用耐火金庫、防盗金庫、コンピュータデータ保管庫、耐火ファイリングキャビネット等の製造及び販売 を手掛ける。自宅で現金等を管理する需要が高まるとの連想。
金庫関連銘柄 くろがね工作所(7997)
オフィス家具の中企業。学習机やチェアが販売商品の中心となっているが金庫も取り扱っている。日銀によるマイナス金利導入により銀行の利率が引き下げられたことでホームセンターなどでは実際に金庫の売り上げが増加しているとの情報。本アイ・エス・ケイ(7986)と同じく自宅現金管理の需要を取り込む。
タグ:マイナス金利, マイナス金利メリット, 金庫
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