ビットコイン関連銘柄
フィンテック関連銘柄の中のビットコイン関連銘柄
フィンテック関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄、スマートコントラクト関連銘柄と、カブ知恵ではそれぞれのテーマで記事を書いているが、この区別がはっきりと出来ている人は少ないと思う。フィンテックという枠組みそのものが未だ曖昧であり、仮想通貨と電子マネーの違いもわからない人が多数いるはずだ。
大まかではあるがフィンテック関連、ブロックチェーン関連、仮想通貨関連、ビットコイン関連、スマートコントラクト関連を区分けしてみた。
今後の展開次第でそれぞれの通貨、サービスの位置が変わってくる可能性が非常に高い。既に現時点で違う位置に変わってしまっている可能性もあるので、その点はご了承を。
改めて、フィンテックとは
フィンテック（FinTech）とは金融（Finance）と技術（Technology）を掛け合わせたものでIT技術を用いた金融テクノロジー全体を示す。
フィンテック事業の中のブロックチェーンとは
フィンテックの中にはブロックチェーンと呼ばれる今後の展開が大きく期待される新しい技術が含まれている。ブロックチェーンはテックビューロ株式会社の「mijin」、Orb社（旧社名：コインパス）の「Orb」が話題となっており、この２社との提携企業がブロックチェーン関連銘柄と言われている。
フィンテック事業の中の仮想通貨とは
仮想通貨もフィンテックの一つだが、その中にはブロックチェーン技術を用いたビットコインやライトコイン、ブロックチェーン技術を用いないSPIKEコインやLINEコインなどがある。前者はブロックチェーン技術の仕組みから暗号通貨、価値記録とも呼ばれ、後者は日本独自の電子マネーと呼ばれる。
仮想通貨界のビットコインの存在割合
ビットコインは仮想通貨の一つであるが、現在流通する仮想通貨の中では時価総額の面でも取引量の面でも桁が一つ抜けた存在となっている。仮想通貨＝ビットコインと捉えても問題はない程、仮想通貨界の大半を担う存在と言っても過言ではない。
スマートコントラクトとは
ブロックチェーンと連動する技術、サイドチェーンの一つにスマートコントラクトがある。スマートコントラクトは「契約」を行う仕組みであり、これは今後全ての仮想通貨に実装されてくると予想される。また、仮想通貨以外の分野でも応用が期待されており、弁護士ドットコム（6027）が運営する「CloudSign」では法律業務の効率化へ向けた実装が見込まれている。
その他のフィンテック事業
ブロックチェーン技術を用いないITを駆使した金融事業もフィンテックと呼ばれるが、今後の技術革命が期待されているとは言い難い。やはり今回話題となっているフィンテック事業とはブロックチェーンを用いたものと捉えるのが妥当だろう。
フィンテック関連銘柄として話題になった際は、その銘柄がブロックチェーンに関与しているかどうかを調べた上での投資判断が必要と言える。
ビットコイン関連の投資判断、見るべき指標とは
ビットコイン投資を行う場合、その投資判断、見るべき指標とはどういったものがあるだろうか。
FXであれば雇用統計や政策金利の発表などは必ずチェックしておく必要がある。株式投資であれば企業決算、IRなど、あとはFXと同じ指標も重要だろう。
ビットコインの場合、どれに一番近いかと聞かれれば金（ゴールド）に近い印象がある。危機回避商品として買われる傾向があり、株式市場が好調となればビットコイン資金は株式へと流れ売られる傾向がある。
また、徐々に変わりつつあるかもしれないがビットコイン投資は中国富裕層に好まれている。以前に1BTCが1000ドルを越えた時は中国人がビットコインに殺到した為と言われている。ビットコイン投資を行うならば中国市場の動向も見ておいたほうがいいかもしれない。
フィスコ（3807）がビットコインの情報配信を開始
金融関連情報を配信するフィスコ（3807）がビットコインコメントの執筆、配信をスタートすると発表。大手企業もビットコインへ関心を寄せており、今後こういった情報配信事業へ参入してくる可能性が高い。ビットコイン関連のレポートも増えてくるはずだ。
ビットコイン関連市場は今後拡大していくのか
金融庁が仮想通貨を正式に「貨幣」と定める方針を打ち出し、その後早々に承認する閣議決定が行われた。これまで「モノ」か「貨幣」か曖昧だった仮想通貨だが、法整備が進めば大手も安心して参入してくるはずだ。そうなれば仮想通貨、特にビットコイン市場は大いに盛り上がってくるだろう。
既に株式市場ではビットコイン関連銘柄に注目が集まり、急騰が続いている。現在は非上場のベンチャー企業だけが行っているビットコイン交換所、取引所だが今後は上場企業も続々と参入を表明してくるのではないだろうか。
今はまだ、時価総額の面でも決して大きくはないビットコイン市場だが、今後はFXや株式と同程度に成長してくる可能性も十分にありえる。
ビットコイン投資そのものも面白そうだが、投資家の関心としては「まずビットコイン関連銘柄」という雰囲気だ。この流れに乗り、現在ビットコイン関連銘柄として物色されている銘柄、そして今後ビットコイン関連銘柄となりうる銘柄の両方をチェックしておくのがいいだろう。
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