個別銘柄情報(7/28分)
ファナック(6954)、野村は目標株価を引き上げ
17815円 155円高
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の15600円から18000円に引き上げた。1Qの高い利益率を反映させ、野村の17.3期営業利益予想を増額したという。同社の「利益を生む力」が改めて示されたが、売上と利益の成長力は課題として残り、17.3期営業利益予想は前回ピークの08.3期を18%下回ったそうだ。主因はFA事業(主に工作機械のコンピュータ部品であるNC装置)の17.3期売上予想が前回ピークを24%下回ることだという。17.3期予想基準PERで28倍(時価総額の24%を占めるネットキャッシュを除くと21倍)、17.3期末予想基準PBRで2.5倍であり、現在の利益水準と成長力を踏まえると、割安とまでは言えないそうだ。
エムスリー(2413)、野村は目標株価を引き上げ
3295円 45円安
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の3900円から4600円に引き上げた。MR君ファミリー、治験関連など4~6月期決算で堅調な進捗を確認できたという。国内外のキャリア事業の収益性向上を伴う成長や、製薬企業の医師向けサイトとm3.comのアカウント連携(1IDで両サイトへアクセス可能)を推進することで、アクセス頻度が一層高まるであろう点を評価し、野村予想を上方修正したそうだ。
アルパイン(6816)、野村は目標株価を引き下げ
988円 29円安
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の1700円から1450円に引き下げた。為替前提の見直し(1ドル108→105円、1ユーロ123→116円)、研究開発費の増加などを織り込み、従来野村予想を下方修正したという。一方、OEM主要顧客向けの受注活動は順調であり、18.3期以降の業績回復見通しに変更はないという。Neusoft社と共同で手掛けるEV向けバッテリー制御システム、EVのシェアリングサービス向けシステムなど、中国市場における新規事業の立ち上がりに引き続き注目するそうだ。
フロイント(6312)、岩井コスモは「A」でカバレッジを開始
1696円 77円高
岩井コスモ証券は、同社について、新規に投資判断を「A」、目標株価を2000円でカバレッジを開始した。同社は、経産省が認定する「GNT企業100選」の1社だという。現在は増産投資を続ける国内のジェネリック医薬品メーカーからの案件が同社業績を押し上げているそうだ。増産効果や北米の採算の良い案件の増加、期初計画に含めていない新製品の売上などが効き、今期業績は会社計画を上振れる可能性が高いという。
イビデン(4062)、CSは目標株価を引き下げ
1311円 9円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「NEUTRAL」に据え置いたが、目標株価を従来の1370円から1220円に引き下げた。FC-PKGについては低位安定も、FC-CSPでは北米スマホ大手のInFOへの移行に続き、韓国大手スマホでもSEMCOの設備投資発表にあるように、2017-2018年頃(周辺チップは17年、APは18年と想定)にかけてWLP、EAD(Embedded Active Device)へ移行する可能性が高まっており、FC-CSPについてはさらなる減少が見込まれるそうだ。
新電工(6967)、CSは目標株価を引き下げ
540円 30円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「NEUTRAL」に据え置いたが、目標株価を従来の830円から500円に引き下げた。CS予想営業利益を17/3期99億円から29億円、18/3期114億円から52億円へ下方修正したという。主な変更点としては、(1)為替前提変更のマイナス影響(1ドル115円から103円で約120億円の影響)に対し、(2)春先からのQFN供給逼迫継続や、3DNAND向けのSPE用静電チャックの拡大などで一部相殺と予想、だそうだ。
ミスミG(9962)、野村は目標株価を引き上げ
1891円 120円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の1760円から2000円に引き上げた。円高は同社においても売上、営業利益の減少要因であるが、それでも、17.3期営業利益予想の減額は2%に留まるという。理由は、第1に、中国工場の稼働上昇による原価低減、他社ブランド品売上の数量成長による仕入コスト低下が要因だそうだ。第2に、販管費には中期成長のための戦略費用が含まれ、売上や為替が厳しくなれば、一部は裁量的に抑制されると考えられるという。
ホシデン(6804)、三菱UFJ、レーティング・目標株価引き下げ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、同社のレーティングを「Overweight」から「Neutral 」に変更、17年3月期2Q以降の業績予想を下方修正し、目標株価を1240円から800円に引き下げた。7月25日付けレポートで“PokemonGO Plus”シェア前提を期待値として50%と設定し業績予想を修正したが、任天堂が米国CPSIA認可の為の申請書に記載した製造工場がミツミ電機の青島工場であったことが判明し、ミツミ電機が製品製造を請け負っていることが概ね確実となったため、シナリオ3(ホシデンシェア100%)が消滅したという。
任天堂(7974)、みずほは「そろそろ再上昇も念頭に考えるべき」と
みず証券は、7月27日付けレポートで、第1四半期決算は、通常であれば悪材料出尽くしと言いたいところだが、株価が不安定であるため、見た目の悪さと、「ポケモンGO Plus」の9月への発売延期により、ネガティブに反応するリスクの方が高い点は留意点であると指摘。ただし、投資判断の「買い」は不変で、再評価に向けてのカタリスト材料が揃ってくると思われるため、そろそろ株価の再上昇も念頭に考えるべきであるという。
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