個別銘柄情報(9/20分)
エンJPN(4849)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
1965円 29円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の2500円から2600円に引き上げた。営業利益予想を、17/3期:64億円→66億円(前期比29%増、会社計画:57億円)、18/3期:81億円→82億円(前期比24%増)に修正したという。前回からの変更点は、(1)グローバル人材対象の人材紹介「エンワールド・ジャパン」では体制強化に時間を要するとして予想を引き下げた一方、(2)「エン転職」や「エンエージェント」の予想を引き上げたそうだ。(1)「エン転職」では既存顧客内でのシェアアップに加え、新規顧客の開拓が、(2)「エンエージェント」ではコンサルタントの生産性改善が、それぞれ順調に進んでいるという。
ネクソン(3659)、CSは目標株価を引き下げ
1484円 20円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「OUTPERFORM」に据え置いたが、目標株価を従来の1900円から1800円に引き下げた。16年12月期は連結子会社gloopsの減損で利益が圧縮されるが、同社の減損は全て完了し今後の減損リスクが大幅に低減したという。一方、収入面では韓国において競合タイトルの躍進で収益縮小リスクがあるが、複数タイトルの運営、新規タイトルの投入等で再成長は十分可能と考えるそうだ。16年12期は減損および為替影響で営業減益となるが、17年12月期は大幅に増益すると予想したという。
楽天(4755)、CSは目標株価を引き上げ
1328円 6.0円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「NEUTRAL」に据え置いたが、目標株価を従来の1220円から1280円に引き上げた。国内EC事業のトッププレイヤーで、金融とネットを融合した事業モデルを確立した同社は中長期的に成長過程にあると考えているという。2Q決算を反映し業績予想を見直したが、FinTech事業は堅調に推移しており若干上方に見直したそうだ。一方、国内ECは若干下方に見直したが、全体では微修正にとどめたという。国内ECの流通総額は12.5~13.5%(従来は13~15%)の成長率で推移すると予想。
東プレ(5975)、CSは目標株価を引き下げ
2030円 15円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「OUTPERFORM」に据え置いたが、目標株価を従来の2900円から2600円に引き下げた。17/3期営業利益予想を190億円(従来200億円)、18/3期を210億円(従来220億円)に修正したという。2Q以降の為替前提の変更に伴う換算影響のほか、プレス事業における費用の増加などを業績予想に反映したそうだ。プレス事業は、ワイジーテック買収などの影響もあり、国内が増収基調。利益面では同買収の影響により、予想通りマージンが縮小したほか、その他プレス部品の立ち上げ費用が想定以上に嵩んだ印象だそうだ。
スタンレ電(6923)、CSは目標株価を引き上げ
2693円 39円高
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「NEUTRAL」に据え置いたが、目標株価を従来の2400円から2700円に引き上げた。2Q以降の為替前提を1ドル=103円に見直すことなどにより、営業利益予想を17/3期415億円(従来425億円)、18/3期450億円(従来460億円)に修正したという。17/3期の同社業績におけるポイントは、今期20車種以上のLEDヘッドランプ立ち上げ(LEDへの切り替え含む)の内、大半が下期に集中すること。2Qは1Qに続き同社計画線で推移すると見たそうだ。前年同期に発生した品質関連費用の一巡により、2Qは四半期としては前年比29%の大幅増益を予想(会社計画線とほぼ同額)したという。一方、バリュエーションの見直しにより目標株価を引き上げたそうだ。
オムロン(6645)、ドイツ証券は投資判断を引き上げ
3620円 10円高
ドイツ証券は、同社の投資判断を従来の「Hold」から「Buy」に引き上げ、目標株価を同3400円から4150円に引き上げた。ドイツ証券では、自動化推進を背景とした構造的な成長局面にあるFAセクターを引き続き推奨するという。同社は為替を主因とした下方修正により悪材料出尽くしとなる可能性が高いことや、過去2年と同様に自主株買いが上期決算時に発表される可能性がドイツ証券カバレッジの中で唯一あり、注目に値するそうだ。
ISID(4812)、東海東京は「Outperform」でカバレッジを開始
1874円 53円高
東海東京調査センターは、同社について、新規にレーティングを「Outperform」、目標株価を2600円でカバレッジを開始した。自社開発ソフトウェアの好調による全体収益への波及から同社業績は拡大し、16/12期以降連続で過去最高業績を更新できる段階に入ったと判断したという。17/12期以降も、自社開発ソフトウェアの売上拡大による全体収益への波及効果、幅広い顧客基盤を持つ電通との協業売上高の拡大等により、中長期的に業績拡大が期待できるそうだ。
日新電(6641)、岩井コスモは「A」でカバレッジを開始
1632円 88円高
岩井コスモ証券は、同社について、新規に投資判断を「A」、目標株価を2000円でカバレッジを開始した。今17.3期は半導体や液晶関連のビーム・真空応用事業の好調が続くと考えたという。第1四半期で上期の営業利益目標を達成したものの、上期及び通期計画を据え置き。上振れの可能性が高いそうだ。今期より新たな中長期計画がスタート。21.3期に営業利益180億円が目標だが、前倒し達成が期待できるという。
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