多くの投資家は、連休明けを特に心配することなく、休暇を楽しめそうですね

9月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比15.6人増と、市場予測の18万人弱の増加を下回り、失業率も5.0%と3カ月ぶりに悪化しました。しかし、平均時給は25.79ドルと前年同月比2.6%増え、伸び率も前月を上回っています。これを受け、NY長期債相場は6日ぶりに反発、10年物国債利回りは前日比0.01%低下し1.72%で取引を終え、この長期金利低下で、NY円相場は9日ぶりに反発、前日比1円の円高・ドル安の1ドル=102円90銭~103円ちょうどで取引を終えました。

 

まあ、でも、ザックリ言えば、雇用統計はそれほど酷い内容ではなく、その反応としての急激な円高も、それまで円が対ドルで8連騰した反動であることや、週明け10日がNY市場がコロンバス・デーのための休場前のポジション調整が加速した可能性が高いことを考慮すれば、それほど3連休明けの東京株式市場、東京外国為替市場を警戒する必要はなさそうです。また、波乱の展開となっているポンドも、7日のFTSE100種総合株価指数が反発し、前日比44.43ポイント高の7044.39ポイントで引けたことからも、投資家が特にリスクオフになっている感じではないので、あまり心配する必要はなさそうです。

 

以上のことから、9月の米雇用統計はほぼ波乱なく無事通過。多くの投資家は、連休明けの東京株式市場を特に心配することなく、休暇を楽しめそうですね。

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