個別銘柄情報(11/8分)
カシオ(6952)、SMBC日興は投資評価を引き下げ
1324円 1円高
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「1」から「2」に引き下げ、目標株価を同2100円から1200円に引き下げた。SMBC日興では、17/3期営業利益予想を400億円→300億円へ、18/3期営業利益予想を480億円→380億円(同473億円)へ下方修正したという。今回の修正のポイントは、(1)時計以外のコンシューマ事業がSMBC日興従来予想では為替も含めて事業低迷の織り込みが甘く、特に楽器を中心に教育の見通しを引き下げたこと、(2)時計では為替も含め、中国/新興国での見通しを引き下げたこと、の大きく2点だそうだ。
TOWA(6315)、CSは「OUTPERFORM」でカバレッジを開始
1226円 73円高
クレディ・スイス証券は、同社について、新規に投資評価を「OUTPERFORM」、目標株価を1580円でカバレッジを開始した。営業利益は17/3期44億円(YoY127%増、会社計画21億円)、18/3期50億円、19/3期53億円を予想したという。(1)モールディング後に応力の影響を相対的に受けにくいコンプレッションモールド方式の採用が進む3D NANDにおいて、17年に大幅に生産能力拡大が見込まれること、(2)指紋認証センサのパッケージングを中心に市場が拡大しているSiP市場は15-17年年率成長率16%増、コンプレッションモールド方式の需要増を見込む、(3)17年発売の北米スマホの指紋認証センサにおけるコンプレッションモールド方式の採用による17年1-3月の受注牽引、の3点を主に想定したそうだ。更なる業績拡大により、株価は上値を追えると考えたという。
マイクロニクス(6871)、CSは「UNDERPERFORM」でカバレッジを開始
1144円 45円安
クレディ・スイス証券は、同社について、新規に投資評価を「UNDERPERFORM」、目標株価を775円でカバレッジを開始した。CSでは、同社の営業利益を17/9期22億円(YoY40%増)、18/9期26億円を予想したという。(1)DRAMでの微細化投資・LP DDR4の量産によるプローブカードの需要増は見込まれるが、(2)サムスン電子の設備投資に回復感が見られないこと、(3)サムスン電子の生産ビット成長の伸びが低下すること、などを想定し、17/9期営業利益はYoY40%増にとどまるとみたそうだ。足元の株価は17/9期のDRAMでの投資拡大による増益期待がやや過剰に織り込まれているとみるが、CSではIBESコンセンサスを大幅に下回る利益を予想したという。
栗田工(6370)、大和は投資判断を引き下げ
2411円 8円高
大和証券は、同社の投資判断を従来の「2」から「3」に引き下げ、目標株価を同3000円から2500円に引き下げた。大和証券では、10月31日に発表された上期決算を踏まえて業績予想を再考した結果、今期及び来期とも予想を減額したという。半導体及び液晶関連の設備投資需要は比較的堅調だが、(1)海外向け装置売り事業の収益性引き下げ、(2)円高に伴う海外向け薬品事業の減額、(3)国内向け水売り事業の一部案件に関する契約変更の影響を織り込んだことが主な下方修正要因だそうだ。連結営業利益は、今期が183億円(従来220億円、会社計画185億円)、来期は180億円(従来237億円)と予想したという。
ハードオフ(2674)、東海東京はレーティングを引き下げ
1039円 12円安
東海東京調査センターは、同社のレーティングを従来の「Outperform」から「Neutral」に引き下げ、目標株価を同1500円から1200円に引き下げた。既存店売上の不振を主因に、17/3期上期業績は会社計画比未達、通期計画も下方修正となったという。リユース市場そのものは、成長市場であるとの見方は変わらないが、それ以上に景況感や天候要因に左右されてしまうのが同社の現状だそうだ。足元の既存店売上動向をベースに、東海東京予想も下方修正をしたという。
ナブテスコ(6268)、東海東京はレーティングを引き下げ
2885円 50円安
東海東京調査センターは、同社のレーティングを従来の「Outperform」から「Neutral」に引き下げ、目標株価を同3080円から3200円に引き下げた。東海東京では、16/12期業績を売上高2430億円、営業利益225億円と予想したという。従来計画(売上高2420億円、営業利益251億円)を修正したそうだ。東海東京では、従来から会社計画よりも慎重な予想をしていたが、今回は利益予想を大きく引き下げたという。引き下げの理由は、(1)限界利益率が高い精密機器事業で新規ユーザーが取れていないこと、(2)中国の鉄道事業が低迷、(3)産業用機器で国内子会社を買収し、売上高は拡大するが、利益への貢献が小さい、などが挙げられるそうだ。
ミネベア(6479)、東海東京はレーティングを引き下げ
987円 18円高
東海東京調査センターは、同社のレーティングを従来の「Outperform」から「Neutral」に引き下げ、目標株価を同2900円から1000円に引き下げた。ミツミ電機(6767)との経営統合は、当初の17年3月17日から同1月27日に前倒しし、「ミネベア ミツミ」として事業を開始する計画。ミツミ電機は、17/3期営業利益計画を従来の収支均衡から-60億円に減額しているという。経営統合後には、ミツミ電機の構造改革を積極化し、18/3期に収支均衡する意向だが、梃入れが急務と見られるそうだ。東海東京は、上期決算を踏まえて17/3期3Q以降の業績を見直し、DCFを前提にして目標株価を引き下げたという。
TDK(6762)、MUMSSは目標株価を引き上げ
7130円 80円高
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングは「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の6400円から7400円に引き上げた。MUMSS営業利益予想を、17/3期を2030→2150億円へ、18/3期を650→770億円へ、19/3期は800→920億円へ、それぞれ増額修正したそうだ。成長3分野(エネルギーユニット、センサ、次世代電子部品)の戦略が株価上昇のカタリストだという。センサではホール素子やMEMS技術をM&Aで獲得する等の戦略を推進中。エネルギーユニットではQualcommとの協業や電源事業の再構築など、今後の具体的な施策が期待されるそうだ。
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