個別銘柄情報(11/11分)

双葉電(6986)、MUMSSはレーティングを引き下げ
1658円 72円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングを従来の「Overweight」から「Neutral」に引き下げ、目標株価を同1950円から1700円に引き下げた。MUMSS予想営業利益を下方修正したという。17/3期を14→6億円、18/3期を32→20億円、19/3期を41→29億円へ減額したという。「電子部品」ではVFD減速に伴う収益悪化、並びにタッチパネル新製品の立ち上げコスト発生等により、営業赤字解消までの道のりは長いと考えたそうだ。

スクリーン(7735)、MUMSSは目標株価を引き上げ
6740円 330円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングは「Neutral」に据え置いたが、目標株価を同4900円から6300円に引き上げた。2Q(7-9月)のSPE受注533億円は台湾ファウンドリの前倒しや、メモリが堅調でQoQ減少と見ていたMUMSS想定を上振れたそうだ。今後のSPE受注は、3Qを430億円、4Qを445億円とMUMSSでは予想したという。通期営業利益予想は17/3期を275億円→305億円(会社計画290億円)、18/3期を267億円→280億円、19/3期を251億円→250億円としたそうだ。

ブイキューブ(3681)、岩井コスモは投資判断を引き下げ
642円 34円安
岩井コスモ証券は、同社の投資判断は「B+」から「B」に引き下げ、目標株価を同1100円から700円に引き下げた。同社は、11月9日、金融機関向け案件等での収益が想定以下になることから、今16.12期業績予想の下方修正を発表。岩井コスモでは、同社に対する中期的な成長期待は継続するものの、現時点では来期以降の業績拡大ペースに不透明感が強まったと考えたそうだ。

味の素(2802)、SMBC日興は目標株価を引き下げ
2053円 63.5円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価は「2」に据え置いたが、目標株価を従来の2530円から2060円に引き下げた。SMBC日興は今回から17/3期以降の業績予想をIFRSベースへ変更。17/3期の営業利益予想を910億円から849億円へ61億円減額し、同様に18/3期と19/3期も日本会計基準で各11%減額したそうだ。諸為替前提を円高方向へ見直したこと、飼料用アミノ酸の中のスレオニン価格の前提引き下げが主な要因だという。

曙ブレーキ(7238)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
265円 1円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価は「2」に据え置いたが、目標株価を従来の200円から300円に引き上げた。業績改善により当期損益の黒字定着が見えつつある中、自己資本毀損リスクは後退したという。このため、目標株価算出のターゲットバリュエーションをPBRから収益ベースのPERに変更したそうだ。黒字拡大が期待できる18/3期予想EPS30.1円と自動車部品セクター基準PER10倍から目標株価300円を算出したという。

日本トリム(6788)、いちよしはレーティングを引き上げ
4105円 115円安
いちよし経済研究所は、同社のレーティングを従来の「B」から「A」に引き上げ、フェアバリューは同8400円から6500円に引き下げた。いちよしでは、業績予想及びバリュエーション根拠の前提となるリスク指標を見直してフェアバリューを引き下げたが、株価は直近までの下落で割安感が出てきたと考えてレーティングを引き上げたという。17.3期下期(10-3月)の業績は一時的に悪化する可能性があるが、18.3期以降の業績のダウンサイドに対するリスクは限定的と予想したという。これは、(1)豊富な電解還元整水器の稼働台数に基づく買替需要があること、(2)カートリッジ交換のストック収入が業績を下支える、(3)独自販売網での直販力が強い点から水素水ブームの反動の影響は一過性であると見ているためだそうだ。

ゼンショーHD(7550)、いちよしはレーティングを引き下げ
1991円 13円安
いちよし経済研究所は、同社のレーティングを従来の「A」から「B」に引き下げ、フェアバリューは同2200円から2300円に引き上げた。いちよしでは、17.3期2Q累計営業利益が好調に推移したこと、「フジタコーポレーション」の連結子会社化を考慮して、17.3期業績見通しを前回予想に対して上方修正したという。一方、株価上昇によりレーティングを引き下げたそうだ。

サンドラッグ(9989)、野村は目標株価を引き下げ
7030円 820円安
野村證券は、同社の投資判断は「Buy」に据え置いたが、目標株価を従来の9300円から8900円に引き下げた。17.3期の野村予想を上期の特殊要因と下期もインバウンド減収などを見込み下方修正したという。しかし、18.3期はDgS事業でインバウンドの悪影響一巡による販売回復と、DS事業の在庫処分損がなくなる影響で業績回復を予想したそうだ。

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