個別銘柄情報(6/7分)
日立建(6305)、SMBC日興は投資評価を引き下げ
1660円 39円高
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「2」から「3」に引き下げ、目標株価を同1600円から1500円に引き下げた。17/3期の営業利益予想を旧352億円→新300億円、18/3期を旧433億円→新391億円に修正したという。中国市場では4月の外資メーカーの油圧ショベル需要が前年同月比34%減となるなど回復が見られず、鉱山機械の回復も18/3期以降と予想したそうだ。構造改革を行っているものの、今後3年間のROEの改善は限定的とみており、足元の株価は割高感があると判断したという。
荏原(6361)、SMBC日興は投資評価を引き上げ
567円 28円高
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「2」から「1」に引き上げ、目標株価を同500円から680円に引き上げた。17/3期の営業利益予想を旧303億円→新386億円、18/3期を旧325億円→新393億円に修正したという。オイル&ガス業界の設備投資環境が厳しい状況であるなか、同社風水力事業の収益性悪化は限定的なものにとどまっているそうだ。特にポンプ事業の採算改善はSMBC日興想定以上だという。ポンプのなかでも本体の収益性が高い標準ポンプ(この製品はオイル&ガスには関係なく、住宅設備向けである)のコストダウンが寄与しているそうだ。また、17/3期会社計画営業利益370億円は、為替前提が1ドル=105円ということもあり、下振れリスクは小さいとも。
日光電(6849)、SMBC日興は投資評価を引き下げ
3055円 80円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「2」から「3」に引き下げ、目標株価2600円は据え置いた。中長期戦略は評価も、強い会社計画発表後に上昇した株価は割高と判断したという。同社の主要顧客である急性期病院を中心に国内医療機関の投資の鈍化は継続するとみたそうだ。2016年の診療報酬改定では機能分化を更に推し進める改定となっており、急性期病院の経営が厳しくなることが予想されるという。
ヤクルト(2267)、SMBC日興は目標株価を引き下げ
5260円 60円高
SMBC日興証券は、同社の投資評価は「2」に据え置いたが、目標株価を従来の5820円から4670円に引き下げた。SMBC日興は、17/3期の営業利益予想を435億円から380億円へ13%(55億円)、18/3期は492億円から411億円へ16%(81億円)、19/3期は546億円から444億円へ19%(102億円)、それぞれ減額したという。減額の大半はアジア・オセアニアセグメントの中の中国ヤクルト事業だそうだ。天候要因もあった模様だが、ヤクルトレディによる宅配事業の依存度が低く、景気変動の影響を受け易いという構造的な問題も指摘されており、回復を予想する根拠に乏しいと判断したという。
パイオニア(6773)、MUMSSはレーティングを引き下げ
218円 2円高
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングを従来の「Neutral」から「Underweight」に引き下げ、目標株価を同230円から190円に引き下げた。ディーラーオプション(DOP)の絞り込みやリソース不足による失注などから、17/3期と18/3期のOEM事業は減収が続く見通しだという。また、受注済みの大型案件の売上寄与は、顧客の新車計画見直しで19/3期以降に遅れるそうだ。加えて同社はソフトウェア開発費用の繰延処理割合が高いことから19/3期以降もOEM事業の収益圧迫要因となる可能性があるという。また、自動運転の収益貢献には時間がかかる一方で、ADASに取り組む同業他社の方が早く先行投資の回収フェーズに入り始めるため、業績格差が広がりやすい局面に入ると考えたそうだ。
UACJ(5741)、野村は目標株価を引き上げ
274円 8円高
野村証券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の250円から290円に引き上げた。在庫評価損益を除く営業利益は、17.3期に19%増と高い利益成長が予想され、統合効果やタイの新工場の稼働率上昇など確度の高い要素が増益を牽引する点は注目に値するという。18.3期以降も統合効果などの発現は継続すると見たそうだ。ただし、5月中旬以降、既に株価は大きく上昇しており、好調な短期業績は概ね株価に織り込み済みと見ているという。
DMG森精機(6141)、野村は目標株価を引き上げ
1281円 48円高
野村証券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の1140円から1380円に引き上げた。営業利益は1Q(1~3月期)に23億円で、2Q以降は前四半期比で増益へ向かうと予想されるという。北米事業は直販体制が整いつつあり、受注も戻っており、3Qに増収へつながると考えたそうだ。また、ドイツ会社の子会社化で欧州売上構成比が5割と高く、欧州売上の堅調も業績を支えるという。
鳥貴族(3193)、いちよしはレーティングを引き下げ
2076円 157円安
いちよし経済研究所は、同社のレーティングを従来の「A」から「B」に引き下げ、フェアバリューを同3000円から2700円に引き下げた。16.7期に入り出店数は増加しており、新店にかかる経費等は増加しているという。また、既存店売上高の増加に伴い人員配置を増やしており、売上人件費比率は悪化しているそうだ。このため、いちよしでは、16.7期以降の業績見通しを前回見通しに対して下方修正したという。
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