個別銘柄情報(11/16分)
ほくほく(8377)、SMBC日興は投資評価を引き下げ
1726円 8円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価を従来の「1」から「2」に引き下げ、目標株価1600円は据え置いた。5月末のMSCI指数からの除外によって、同社は銀行セクター内でも株価パフォーマンスが芳しくなかったため、SMBC日興では投資評価を「1」に引き上げたが、株価の出遅れ感は概ね修正されたと考えたという。7月に実施された臨時の自社株取得(自己株式除く発行済株式数の2.23%)も、株価を支える一助になったと評価できるそうだ。
デンソー(6902)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
4777円 3円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の4900円から5200円に引き上げた。今回、SMBC日興の3Q以降の為替前提を100円/USD→105円/USD、110円/EUR→115円/EURへとそれぞれ変更したという。これに伴いSMBC日興業績予想を若干上方修正したそうだ。営業利益は17/3期3000億円→3150億円(前期比-0.2%)、18/3期3300億円→3450億円(+9.5%)へと増額したという。生産台数や製品ミックスなど、基本的に本業部分は前回レポートから大きな変化点はないそうだ。
エクセディ(7278)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
3055円 80円高
SMBC日興証券は、同社の投資評価は「2」に据え置いたが、目標株価を従来の2600円から3000円に引き上げた。上期業績の良好な進捗に鑑み、SMBC日興業績予想を若干上方修正したという。営業利益は200億円から210億円(前期比-1.4%)に増額したそうだ。国内を中心にAT事業の歩留まりが想定以上に改善しているほか、外需拡大により海外子会社の業績もアップテンポに推移しているためだという。MT事業はいささか元気がないが、激しい為替変動により補修用クラッチを扱うアジアンバイヤーが買い控えをしている可能性が高いそうだ。
三菱自(7211)、CSは目標株価を引き上げ
528円 8円高
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「UNDERPERFORM」に据え置いたが、目標株価を従来の400円から450円に引き上げた。市場措置費用増加、台数下振れ、経費抑制などを反映することで、17/3期営業利益予想を190億円の赤字(従来240億円)に減額修正したという。一方、日産との提携によるシナジー効果250億円などを織り込むことで、18/3期営業利益予想を620億円(同510億円)に引き上げたそうだ。18/3期の台数成長は小型SUVやインドネシアのMPVなどの新型車効果、さらにASEAN市場の回復が鍵を握るとみたという。
日野自(7205)、CSは目標株価を引き下げ
1195円 12円安
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「NEUTRAL」に据え置いたが、目標株価を従来の1050円から1000円に引き下げた。同社計画同様に原価変動他の研究開発費用やその他費用を上積みすることなどにより、17/3期営業利益予想を660億円(従来750億円)に減額修正したという。また、発射台が下がることなどで、18/3期営業利益予想も730億円(同800億円)に引き下げたそうだ。ASEAN CV需要回復や構造改革成果による収益回復シナリオは魅力的だが、バリュエーションの割高感は否めないという。
東和薬品(4553)、野村は目標株価を引き下げ
4065円 120円高
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の5000円から4400円に引き下げた。GE単価下落が改善しない限り、17.3期の会社予想は達成できないと考えたという。ただし、18.3期に相次ぐGE大型製品発売に向けて、17.3期下期から工場がフル生産モードへの移行で工場稼働率が上昇し、18.3期に収益性が改善すると考えているそうだ。。
ヤマハ(7951)、野村は目標株価を引き上げ
3405円 70円高
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の3100円から3300円に引き上げた。主力の楽器と音響機器を中心に順調な業績推移が続いているという。中期的にも、先進国におけるシェアの上昇、新興国における楽器演奏人口の拡大などを背景に、安定した利益成長が続くと予想されるそうだ。18.3期のEPS予想179円にPER18~19倍を適用し、目標株価を算出したという。
双日(2768)、野村は目標株価を引き上げ
282円 8円高
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の240円から285円に引き上げた。17.3期上期親会社株主利益は新興国の自動車事業の軟調さや、船舶事業での減損(-21億円)もあって軟調な推移となったという。上期の利益の伸び悩みはあるが、足元の石炭市況の上昇効果を織り込み、野村の利益予想を上方修正したそうだ。一方、修正後の17.3期予想ROEは8%とセクター平均の10%をやや下回る他、配当利回り面でも割安感は乏しいと考えているという。
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