19日の海外動向と本日の相場見通し 買い手控え気分の強いムードが終日続きそうです
20日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比60円安の19040円、高値は19日23時57分の19170円、安値は20日05時09分の18990円でした。19日のＮＹダウは５日続落し、前日比72.32ドル安の19732.40ドルでした。20日のトランプ次期大統領の就任式を控え、買い方のポジション調整の売りが膨らみました。ＮＹ原油先物相場は反発、ＷＴＩ期近の２月物は前日比0.29ドル高の１バレル51.37ドルでした。ＮＹ円相場は１ドル＝114円80～90銭の20銭の円安・ドル高でした。
トランプ次期大統領の就任式は、11時30分（日本時間21日１時30分）のペンス副大統領の宣誓で開始され、大統領就任宣誓、就任演説は12時（同２時）からです。トランプ新大統領は、就任初日に、ＴＰＰやＮＡＦＴＡ見直しなど、4～5件の大統領令を出す可能性が指摘されています。
この重要イベントを控えた週末金曜日の東京株式市場は、買い手控え気分の強いムードが終日続きそうです。ですが、1ドル＝114円台後半のドル/円相場の円安は日本株のポジティブです。これが日経平均を下支えするでしょう。ですが、20日02時40分には1ドル＝115円62銭を付けたことを考えると、力強く押し上げる力はないと思います。よって、日経平均の想定レンジは昨日終値19072.25円±100円程度です。1ドル＝115円台なら強含み、114円台なら弱含み推移でしょう。
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