個別銘柄情報(2/1分)

JSR(4185)、CSは目標株価を引き上げ
1981円 41円高
クレディ・スイス証券は、同社の投資評価は「NEUTRAL」に据え置いたが、目標株価を従来の1640円から1800円に引き上げた。17/3期下期からの円安転換および4Qからの合成ゴムの採算改善効果を織り込み、営業利益予想を17/3期3.6%、18/3期9.1%、19/3期8.1%、それぞれ増額修正したという。18/3期は、円安効果に加え、エコタイヤ用合成ゴムS-SBRのフル寄与によるエラストマー事業の利益拡大や、コストダウンによるディスプレイ材料の採算改善およびArF用液浸レジストなど先端半導体材料の寄与による多角化事業の利益拡大により、17/3期比26.3%営業増益を予想したそうだ。

ヤクルト(2267)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
6070円 270円高
SMBC日興証券は、同社の投資評価は「2」に据え置いたが、目標株価を従来の4260円から4930円に引き上げた。17/3期の営業利益予想を351億円から369億円へ5%、18/3期は442億円から494億円へ12%、19/3期は493億円から567億円へ15%増額したという。要因は主に、(1)アジア・オセアニア事業に含まれる中国事業の売上高予想、営業利益予想の増額、(2)国内(飲料食品)事業の営業利益率予想の引き上げによる営業利益予想の増加、だそうだ。

日本ハム(2282)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
3075円 変わらず
SMBC日興証券は、同社の投資評価「1」を継続し、目標株価を従来の3620円から3800円に引き上げた。会社側は、17/3期3Q決算発表と合わせて、食肉事業を中心に通期の業績予想を増額修正。SMBC日興も主に国内食肉事業の業績予想を増額し、17/3期の営業利益予想を515億円から同社新予想線の530億円へ3%増額したという。また、18/3期の営業利益予想を560億円から575億円へ3%、19/3期は610億円から632億円へ4%増額したそうだ。これは、従来みてきたよりも豪州牛肉事業の採算改善が1年前倒しとなる可能性が出てきたためだそうだ。

三菱自(7211)、野村は目標株価を引き上げ
689円 76円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の770円から800円に引き上げた。18.3期下期からグローバルに販売する小型SUVやインドネシアでのミニバンなど新製品が寄与し、日産自動車(7201)とのシナジーで売上増、コスト減が中長期にわたり期待できる点が魅力だという。今回の会社計画の上方修正で来期業績への信頼感は一段と高まったそうだ。17.3期末予想ネットキャッシュが4650億円と売上比で多く、V字回復の確度も高まったため、18.3期以降、年間400億円の自社株買いを織り込んだという。

東エレク(8035)、野村は目標株価を引き上げ
11550円 160円安
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の9359円から12098円に引き上げた。当社は市場環境の好転により、18.3期に過去最高益を大幅に更新、今後もシリコンサイクルやクリスタルサイクルの影響は受けながらも、中期的に利益成長を遂げていくと予想したという。業績好調を受け、将来の競争力強化のため、会社は18.3期以降、積極的に開発・営業体制を強化すると判断、固定費の予想を増額したそうだ。

コマツ(6301)、野村は目標株価を引き上げ
2775円 81円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の2700円から3200円に引き上げた。18.3期営業利益予想を2130億円(コンセンサス1790億円)へ増額修正したという。18.3期予想を増額修正する要因は、円安、売上数量の増額だそうだ。売上数量(為替、新規連結効果を除く)は13.3-16.3期に4年連続で減少し、17.3期が横ばい、18.3期に同7%増になると予想したという。北米売上は、同社株の投資判断を引き上げた8月にはピークアウトを懸念する向きもあったが、現時点では少なくとも高水準が続く可能性が高く、政策効果で上振れる場合もあるそうだ。

住友重(6302)、野村は目標株価を引き上げ
801円 23円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の720円から910円に引き上げた。決算を踏まえ、野村では17.3期以降の業績予想を増額修正したという。野村予想は主に、(1)17年1~3月期以降の為替前提(103→114円/ドル)の見直し、(2)クローラクレーン会社の子会社化、(3)環境・プラントなどの収益性改善を考慮し見直したそうだ。18.3期の営業利益は建設機械を中心とした業績改善から前期比22%増益を予想したという。

コナミ(9766)、野村は目標株価を引き上げ
4640円 120円高
野村證券は、同社の投資判断「Buy」を継続し、目標株価を従来の4600円から5200円に引き上げた。主にモバイル事業が従来予想を上回って推移していることから、野村予想を上方修正したという。減損を除いたベースの17.3期~19.3期の営業利益成長率を17.4%(従来15.8%)と予想したそうだ。18.3期に見込んでいた減損額は、足元のアミューズメント事業の底打ちを評価し、30億円から8億円に修正したという。

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