20日の海外動向と本日の相場見通し トランプ政権と議会の政策協議の進展期待の高まりはポジティブ

21日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比120円高の18590円、高値は21日02時27分の18610円、安値は20日16時30分の始値18470円でした。NYダウは3日ぶりに反発、前日比174.22ドル高の20578.71ドルでした。ムニューシン米財務長官が「すぐにでもトランプ米政権の税制改革案を発表する」と発言したこと、コーン国家経済会議委員長も税制改革やインフラ投資などに積極的な姿勢を示したこと、さらには、オバマケアの新たな代替案が来週にも議会で採決されるとの観測も出たことが好感されました。NY原油先物相場は4日続落、WTI期近の5月物は前日比0.17ドル安の1バレル50.27ドルでした。NY円相場は続落、前日比45銭円安・ドル高の1ドル=109円25~35銭でした。

 

停滞していたトランプ政権と議会の政策協議の進展期待を背景に、20日の米国株式市場が、大幅高し、20日の米10年物国債利回りが前日比0.02上昇し2.23%で取引を終え、外国為替市場でドルが対円で買われたことはポジティブです。日経平均の想定レンジは18600円±100円程度です。本日は、フランス大統領選の第1回投開票を23日に控えた週末です。しかし、EUを推進する中道系候補のマクロン元経済産業デジタル相が世論調査で支持率首位を保っていることに加え、仮に、市場の予想・期待に反した結果になっても、昨年の「ブレグジット・ショック」も「トランプ・ショック」も絶好の買い場になったとの教訓から、多くの投資家は様子見スタンスを崩さないにしても、売り急ぐことなないでしょう。

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