5月31日の海外動向と本日の相場見通し 目先は日経平均VIの低位安定前提でOKとみています
1日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比20円高の19680円、高値は5月31日の20時47分の19720円、安値は5月31日の19590円でした。5月31日のNYダウは3日続落、前日比20.82ドル安の21008.65ドルでした。JPモルガン・チェースのマリアン・レークCFOが5月31日の投資家向け説明会で4~6月期のトレーディング収入は現時点で前年同期を15%下回っていると述べたことや、バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEOも4~6月期はトレーディング収入が低迷していると説明したことが嫌気され、金融株が下落しました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の7月物は、前日比1.34ドル安の1バレル48.32ドルでした。NY円相場は3日続伸し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=110円70~80銭でした。
米株が軟調で、ドル/円相場が110円台後半の円高推移のため、本日の日経平均は膠着しそうです。想定レンジは5月31日終値19650.57円±100円程度です。日経平均VIの5月31日終値は前日比0.20ポイント低下の13.90と、連日で今年最低を更新しています。多くの投資家が、先行きの日経平均について、上値も重く、下値も堅いと考えているためでしょう。いずれどこかで、上下のトレンドが出てVIも上昇するでしょうが、足元はこのVIの低位安定を前提にした投資方針で良さそうです。
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