1日の海外動向と本日の相場見通し 良好な投資環境を評価するムードが市場を覆う
２日の大阪ナイトセッションの日経平均先物６月物は前日比50円高の19910円、高値は２日05時24分の19950円、安値は１日16時30分の19850円でした。ＮＹダウは４日ぶりに反発、前日比135.53ドル高の21144.18ドルでした。３月１日に付けた過去最高値の21115.55ドルを３カ月ぶりに更新しました。５月のＡＤＰ全米雇用リポートは非農業部門の雇用者数（政府部門は除く）が前月比25万3000人増と、市場予想の約18万人増を大幅に上回ったことが好感されました。ＮＹ原油先物相場は３日ぶりに反発、ＷＴＩ期近の７月物は前日比0.04ドル高の１バレル48.36ドルでした。ＮＹ円相場は４日ぶりに反落し、前日比60銭円安・ドル高の１ドル＝111円30～40銭でした。
ＮＹダウ高、円安を背景に、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。想定レンジは19900円±100円程度です。ただし、５月の米雇用統計の公表を日本時間で今夜に控えた週末です。このため、心理的節目の２万円付近では利益確定売りが優勢になりそうです。それでも、投資家心理が弱気に傾くことはないでしょう。良好な投資環境を評価するムードが東京株式市場を終日覆い続ける見通しです。
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