5日海外動向と本日の相場見通し 利食い優勢で、日経平均は軟調推移が見込まれます
NYダウは3日ぶりに反落、前週末比22.25ドル安の21184.04ドルでした。3日に英国のロンドン中心部でテロが発生したことや、5日にサウジアラビアなどがカタールとの国交を断絶すると発表したことで、国際政治情勢の不透明感が高まったことが嫌気されました。また、8日にFBIのコミー前長官が米議会で証言することで、買い手控え気分が強まりました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の7月物は前週末比0.26ドル安の1バレル47.40ドルでした。NY円相場は反落、前週末比5銭円安・ドル高の1ドル=110円40~50銭でした。
米株が軟調のため、本日の日経平均は軟調推移が見込まれます。想定レンジは20000円±100円程度です。新たな買い手掛かり材料が不足する中、利益確定売りが優勢な状況が終日続く見通しです。ただし、後場は日銀によるETF買いや、売り方の買い戻し、出遅れた投資家の押し目買いが見込めるため、下値は下値で堅そうです。
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