20日の海外動向と本日の相場見通し イベント通過も円高で、日経平均の上値は重い

21日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比30円安の20060円、高値は20日17時46分の20140円、安値は21日00時37分の20020円でした。20日のNYダウは反落、前日比28.97ドル安の21611.78ドルでした。ホーム・デポが、1銘柄でダウを42.93ドル押し下げました。一方、ナスダック総合株価指数は10日続伸、前日比4.960ポイント高の6390.002ポイントと、連日で過去最高値を更新しました。NY原油先物相場は3日ぶりに反落、WTI期近の8月物は前日比0.33ドル安の1バレル46.79ドルでした。NY円相場は3日続伸、前日比5銭の円高・ドル安の1ドル=111円85~95銭でした。

 

日欧の金融政策決定に関する重要イベントを通過しました。日銀は20日の金融政策決定会合で現状維持を決め、物価目標の達成時期を先送りしました。一方、ECBは20日の理事会で金融政策の現状維持を決め、ドラギ総裁は記者会見で政策などの変更に関し「秋に議論する」としました。一応、イベントを通過したことで、多くの投資家は動きやすくなったと考えます。ですが、ドル/円相場が円高気味のため、日経平均の上値は重そうです。本日の想定レンジンは20050円±100円程度です。

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