１月31日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は７日ぶりの反発想定も上値は重い
１日の大阪ナイトセッションの日経先物３月物は前日比140円高の23230円、高値は１日03時35分の23330円、安値は31日の始値の23120円でした。１月31日のＮＹダウは３日ぶりに反発、前日比72.50ドル高の26149.39ドルでした。好決算を発表したボーイングが4.93％上昇し、ダウを１銘柄で114.71ドル押し上げました。しかし、ＦＲＢがＦＯＭＣの声明で「物価上昇率は今年は高まっていく」と記載し、物価認識を引き上げたため、株式は売りが優勢になり、一時261.14ドル高まであったダウは伸び悩みました。ＮＹ原油先物相場は３日ぶりに反発、ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.23ドル高の１バレル64.73ドルでした。ＮＹ外国為替市場で円相場は反落し、前日比40銭円安・ドル高の１ドル＝109円15～25銭でした。
ＮＹダウの反発、円高一服を受け、日経平均は７日ぶりの反発が期待されます。昨日までの６日続落で1025.86円（4.25％）も下落したため、売り方の買い戻しや、押し目買いが見込めるとみています。ただし、ＮＹダウの上値も重く、ドルの上値も重いため、日経平均の反発圧力も鈍そうです。想定レンジは23250円±150円程度です。決算発表が本格化しているため、業績の好不調にあわせて投資家が個別株を売り買いする「決算プレイ」が中心になるでしょう。
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