19日の海外動向と本日の相場見通し 米中貿易戦争リスクで、嫌なムード継続
20日の大阪ナイトセッションの日経平均先物9月物は前日比30円高の22210円、高値は20日03時58分の22240円、安値は19日17時27分の22070円でした。19日のNYダウは6日続落、前日比287.26ドル安の24700.21ドルでした。トランプ米大統領が18日夜、2000億ドル分の中国製品に10%の制裁関税を課すことを検討するよう米通商代表部(USTR)に指示し、中国も報復措置を表明しているため、「貿易戦争」に突入するとの警戒感が強まりました。NY原油先物相場は反落、WTI期近の7月物は前日比0.78ドル安の1バレル65.07ドルでした。NY円相場は1ドル=110円00~10銭の50銭円高・ドル安でした。
米中両国が追加関税や報復関税を矢継ぎ早に繰り出す状況になっているため、相場環境は悪いです。日経平均の想定レンジは22200円±200円程度です。昨日は日経平均が前日比401.85円(1.77%安)、東証マザーズ指数は同32.57ポイント(2.87%)安でした。大型株も小型株も叩き売られました。多くの買い方にとっては「やりようのない」環境です。米中貿易摩擦に関して、前向きな材料が出てくるまでは嫌なムードが続くことを覚悟しておく必要があるでしょう。
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