11日の海外動向と本日の相場見通し 円安を好感した買い一巡後は、米中貿易協議で上値は重そう
11日のNYダウは4日続落、前週末比53.22ドル安の25053.11ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は続伸、同9.707ポイント高の7307.905ポイントでした。14日に始まる米中の閣僚級協議の行方や、つなぎ予算の期限切れで米政府機関が再び閉鎖する可能性が相場の重しでした。NY原油先物相場は反落、WTI期近の3月物は前週末比0.31ドル安の1バレル52.41ドルでした。NY円相場は1ドル=110円35~45銭、65銭円安・ドル高でした。
米長期金利上昇を背景に、ドル高・円安に振れていることが本日の日経平均にポジティブに作用するでしょう。想定レンジは20450円±150円程度です。なお、米中貿易協議に関しては、11日には次官級の貿易協議を開きました。そして、14~15日には閣僚級協議も予定されています。このため、この情勢を見極めたいとのムードが強まるとみています。円安を好感した買い一巡後の上値は重そうです。
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