23日の海外動向と本日の相場見通し ハイテク株中心にリスク回避的な売りが出そう
24日の大阪ナイトセッションの日経先物６月物は前日比240円安の20860円、高値は23日16時49分の21080円、安値は24日04時03分の20810円でした。23日のＮＹダウは続落、前日比286.14ドル安の25490.47ドルでした。ナスダック総合株価指数は、同122.559ポイント安の7628.284ポイントでした。ＩＨＳマークイットが23日発表した５月の米製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）は50.6と市場予想を大幅に下回り、９年８カ月ぶりの低水準でした。これが嫌気されました。ＮＹ原油先物相場は続落、ＷＴＩ期近の７月物は前日比3.51ドル安の１バレル57.91ドルでした。ＮＹ円相場は続伸、前日比75銭円高・ドル安の１ドル＝109円55～65銭でした。
中国商務省の報道官が23日「米政府が誠意を持って間違った行為を訂正した場合にだけ、貿易協議を続けることができる」などと述べたと伝わっています。米中の貿易戦争がハイテク覇権を巡る冷戦に発展するリスクが高まっています。５月のドイツやユーロ圏製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値のみならず、米国の同指数も市場予想を下回り、世界景気の鈍化懸念が強まっています。このため、東京株式市場でも、ハイテク株中心にリスク回避的な売りが出そうです。日経平均の想定レンジは20850円±200円程度です。
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