15日の海外動向と本日の相場見通し 米中対立激化で、日経平均の上値は重そう
16日の大阪ナイトセッション日経平均先物6月物は前日比30円安の20010円、高値は15日18時11分の20130円、安値は15日21時03分の19870円でした。15日のNYダウは続伸、前日比60.08ドル高の23685.42ドルでした。ナスダック総合株価指数は同70.84ポイント高の9014.56ポイントでした。米国では30州以上が経済活動を再開しており、米景気が回復に向かうとの期待が買い材料でした。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の6月物は前日比1.87ドル高の1バレル29.43ドルでした。NY円相場は反発、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=107円00~10銭でした。
米商務省が15日にファーウェイに対する事実上の禁輸措置を強化すると発表しました。米国製の半導体製造装置を使っていれば、米国外で製造した半導体でもファーウェイに輸出できなくなります。これに対して、中国が導入する可能性がある措置として、アップル、シスコシステムズ、クアルコムなどの米企業に対する調査開始や規制導入のほか、ボーイングからの購入停止などが挙げられるとしているそうです。このような米中の対立激化を受け、15日のSOX指数は前日比38.16ポイント(2.19%)安の1700.89ポイントでした。当然のことながら、この対立は日本株にもネガティブです。日経平均の上値抑制要因となるでしょう。ただし、日米共に経済活動の再開が順調なため、下値も堅そうです。想定レンジは20000円±200円程度です。
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