6日の海外動向と本日の相場見通し 6日の米国株高は織り込み済み、日経平均は膠着
7日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比20円安の22630円、高値は6日16時43分の22750円、安値は6日23時25分の22570円でした。6日のNYダウは続伸、連休前の2日比459.67ドル高の26287.03ドルでした。ナスダック総合株価指数は5日続伸、同226.02ポイント高の10433.65ポイントと3日連続で過去最高値を更新しました。上海総合指数が6日に5.7%上げ、2018年2月以来の高値となったことや、6日発表の6月のISM非製造業景況感指数が57.1と前月より11.7ポイント上昇し、過去最大の改善幅となったことが買い材料になりました。NY原油先物相場は3日ぶりに反落、WTI期近の8月物は連休前の2日比0.02ドル安の1バレル40.63ドルでした。NY円相場は上昇、前週末比10銭円高・ドル安の1ドル=107円35~45銭でした。
6日のVIX指数は前日比0.26(0.94%)高の27.94でした。また、VIX3Mは同0.11(0.36%)高の30.98で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(0.58%)高の0.90と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。一方、6日の日本では、プット・コールレシオは0.29と前日の0.35からさらに低下し、一段と下値不安が後退した状態で取引を終えています。新高値銘柄数は70、新安値銘柄数は6、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は89.72と、前日の83.92%からやや上昇しました。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線が6日現在「水平」です。また、転換線は前日の「水平」から「上向き」に転換しました。遅行スパンは26日前よりも上に位置し、雲の上で推移しており、良好な状態です。また、先行スパンのクロスは現在は確認できませんが、直近では6月18日にクロスしたばかりでした。
6日の米国株高に関しては、前日のCMEの時間外取引での米株指数先物高で東京市場は織り込み済みでした。このため、新たな買い材料が出ないと、日経平均の一段高は厳しいでしょう。その一方、米中株式相場が堅調な以上、下値を売る理由もほぼ皆無です。このため、下値は下値で堅そうです。結果、日経平均は膠着しそうです。想定レンジは22600円±250円程度です。
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