26日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は上昇一服も、自動車関税回避合意はポジティブ
27日の大阪ナイトセッションの日経先物12月物は前日比130円安の23870円、高値は27日03時18分の24030円、安値は終値でした。26日のNYダウは3日続落、前日比106.93ドル安の26385.28ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落、同17.105ポイント安の7990.366ポイントでした。FRBは26日まで開いたFOMCで事前の予想通り、今年3回目の利上げを決め、FOMC後の声明で、20年中の「利上げ打ち止め」を示唆しました。これで、長短期金利の利回り差が縮小し、金融株が売られました。NY原油先物相場は反落、WTI期近の11月物は、前日比0.71ドル安の1バレル71.57ドルでした。NY円相場は5日ぶりに反発、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=112円70~80銭でした。
米国株が下落したことで、本日の日経平均は上昇一服する見通しです。想定レンジは23850円±200円程度です。なお、日米両政府は26日、2国間のモノの貿易を自由化する物品貿易協定(TAG)の締結に向けた交渉を始めることで正式に合意し、米国側が検討する輸入自動車にかける25%の追加関税が交渉中は課されず、追加関税の発動が見送られました。これはポジティブ材料で、相場を力強く支えるでしょう。
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