15日の海外動向 目先の好材料出尽くしで、NYダウは177ドル安
16日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比90円安の28370円、高値は15日17時09分の28570円、安値は16日00時24分の28140円でした。15日のNYダウは3日続落、前日比177.26ドル安の30814.26ドルでした。バイデン次期大統領が14日夜に1.9兆ドル規模の追加経済対策案を発表したことで、出尽くし感が強まり、売りが優勢でした。ナスダック総合株価指数も続落、同114.136ポイント安の12998.502ポイントでした。
15日のVIX指数は前日比1.09(4.69%)高の24.34でした。また、VIX3Mは同0.94(3.57%)高の27.26で、VIX/VIX3Mレシオは同0.01(1.08%)高の0.89と、1を割り込んでいます。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.36(0.99%)安の136.70でした。
一方、15日の日本では、プット・コールレシオは0.32と前日の0.18から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は103.88と前日の109.49から低下しました。新高値銘柄数は48、新安値銘柄数は5でした。
なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は15日現在「上向き」から「水平」に転換しました。転換線は「上向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」から「水平」に転換しました。また、15日現在のMACD(12日-26日)は583.28と前日の561.33から低下、シグナル(9日)は437.39と前日の413.57から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は145.89と前日の147.76から低下し、「買い」継続です。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。
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