15日の海外動向と本日の相場見通し 高値警戒感あるも、需給では買い優勢

16日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比130円高の30230円、高値は16日01時18分の30280円、安値は15日17時18分の30050円でした。米国はWashington’s Birthdayで休場でした。

 

15日の日本では、プット・コールレシオは0.34と前日の0.24から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は117.55と前日の120.53から低下しました。新高値銘柄数は113、新安値銘柄数は3でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は15日現在「上向き」継続です。転換線も「上向き」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「水平」から「上向き」転換です。また、15日現在のMACD(12日-26日)は540.83と前日の485.12から上昇、シグナル(9日)は398.76と前日の376.77から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は142.07と前日の108.35から上昇し、「買い」継続です。(買い転換は2月9日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は5日です。

 

昨日は、日経平均が1990年8月以来30年半ぶりに3万円の大台に乗せました。新型コロナの感染拡大と人為的な行動制限による景気悪化への対応として、世界各国の中央銀行が景気下支えのために金融緩和に舵を切り、市場に供給されたマネーがリスク資産である株式などに向かっていることが主因です。確かに高値警戒感はあるのですが、需給的に買い優勢の状況のため、本日の日経平均も強い動きになりそうです。想定レンジは30250円±300円程度です。

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