19日の海外動向と各種テクニカル指標

20日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比160円安の29330円、高値は19日17時30分の29630円、安値は19日22時42分の28930円でした。19日のNYダウは続落、前日比234.33ドル安の32627.97ドルでした。FRBは19日朝、銀行の自己資本比率を規制する「補完的レバレッジ比率(SLR)」の基準を緩める特例措置を延長せず、予定通り3月末に終了すると発表しました。これが嫌気され、金融株が下落しました。一方、ナスダック総合株価指数は反発、同99.067ポイント高の13215.235ポイントでした。NY原油先物相場は6日ぶりに反発、WTI期近の4月物は前日比1.42ドル高の1バレル61.42ドルでした。NY金先物相場は続伸、4月物は前日比9.2ドル高の1トロイオンス1741.7ドルでした。NY円相場は反発、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=108円80~90銭でした。NY債券市場で長期債相場は4日続落、米10年物国債利回りは前日比0.01%高の1.72%でした。FRBが「SLR」の特例措置を延長しないと発表したため、銀行による国債の売りが出るとの懸念から一時、1.74%まで上昇する場面がありました。

 

19日のVIX指数は前日比0.63(2.92%)安の20.95でした。また、VIX3Mは同0.29(1.15%)安の24.99で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(1.79%)安の0.84と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比6.64(4.48%)安の141.47でした。

 

19日の日本では、プット・コールレシオは0.27と前日の0.17から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は127.39と前日の122.27から上昇しました。新高値銘柄数は255、新安値銘柄数は0でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は19日現在「水平」継続です。転換線は「上向き」から「水平」に転換しました。転換線と基準線は「好転」を継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」から「水平」に転換しました。また、19日現在のMACD(12日-26日)は223.14、シグナル(9日)は139.13、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は84.01と、「買い」継続です。(買い転換は3月16日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。

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